原因
鼻茸は、慢性的な炎症反応を基盤として生じることが少なくありません。炎症によって鼻の中の粘膜が変化し、ポリープが形成されます。そのため、鼻茸は慢性副鼻腔炎の患者にみられることが多いです。副鼻腔炎の患者は日本に100〜200万人いるといわれており、そのうち20万人が鼻茸を持つ慢性副鼻腔炎であるとされています。
副鼻腔炎のなかでも、好酸球性副鼻腔炎では両側の鼻の中に複数の鼻茸ができやすいです。特に嗅裂という、においに関わる場所にできやすいことが特徴です。一般的な副鼻腔炎とは異なり、好酸球性副鼻腔炎は手術をしてもすぐに再発を繰り返しやすく、ステロイドの内服でよくなりやすいという特徴があります。
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