症状
AGAによる脱毛症状は、男性ホルモン受容体が広く分布する頭頂部や前頭部にみられます。両方の領域で脱毛症状がみられることのある一方、いずれかの部位に限局してみられることもあります。
AGAはこの領域における脱毛症状の組み合わせから発症し、脱毛様式にパターンが認められるのが特徴です。前頭部の髪の生え際がM字型、または頭頂部がO型に薄くなり、その範囲が徐々に広がっていきます。
また、AGAでは毛髪の成熟がしっかりと得られないうちに脱毛が起こるため、髪の毛の質的な面にも変化がみられるようになります。具体的には軟毛と呼ばれる細い毛が全体的に増え、抜け毛の増加や髪全体のボリューム減少につながっていきます。
脱毛症状は男性では思春期以降の20代後半から30代後半でみられるようになり、年齢が高くなるにつれて多くなります。女性の場合には閉経後に発症することが多く、頭頂部の毛髪が薄くなる傾向があります。
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