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男性型脱毛症(AGA)の治療薬とは~市販薬の育毛剤でも効果はあるの?~

男性型脱毛症(AGA)の治療薬とは~市販薬の育毛剤でも効果はあるの?~
伊藤 泰介 先生

浜松医科大学 皮膚科学講座 准教授

伊藤 泰介 先生

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男性型脱毛症AGA)は壮年性脱毛症ともいわれ、思春期以降の男性の前頭部(髪の生え際)や頭頂部(頭の真上)の髪の毛が薄くなり次第になくなっていく状態です。男性型脱毛症は皮膚科で相談することができます。皮膚科では外用薬・内服薬など薬の処方のほか、場合によっては手術による植毛やかつらの使用が提案されることもあります。

本記事では男性型脱毛症の治療薬や市販の育毛剤の効果や副作用などについてお伝えします。

男性型脱毛症AGA)では、主に“フィナステリド”や“デュタステリド”という内服薬が処方されます。これらの治療薬は男性型脱毛症(AGA)の原因となる毛根(毛包)のミニチュア化現象を防ぐ効果があり、特に頭頂部への効果が期待できます。

なお、フィナステリドやデュタステリドは医師の処方が必要な薬剤ですが、保険適用がなく自費診療で治療を受ける必要があります。

男性型脱毛症(AGA)の内服薬の主な副作用は以下のとおりです。

フィナステリドの主な副作用

  • 肝機能障害
  • かゆみ蕁麻疹(じんましん)発疹
  • 勃起機能不全・射精障害など性機能の障害 など

デュタステリドの主な副作用

  • 肝機能障害、黄疸(おうだん)
  • 蕁麻疹、発疹、アレルギー症状
  • 抑うつ気分、めまい
  • 勃起機能不全、射精障害など性機能の障害 など

これらの症状が現れた際は、医師・薬剤師に相談しましょう。

男性型脱毛症AGA)の治療には市販の育毛剤も一部有効といわれています。具体的には、“ミノキシジル”の含有された育毛剤であれば、薬局やドラッグストアでも購入可能でありながら医薬品として認められており、効果が期待できます。ただし、購入の際には薬剤師による説明・販売が義務付けられています。

毛を太く長くするはたらきを持つ毛乳頭細胞を刺激し、毛をつくりだす毛母細胞を増やす成長因子を促進させる効果があります。これを頭皮に塗布することで、男性型脱毛症によって細く軟らかくなりがちな髪の毛を太く長くするほか、髪の毛の量を増やす効果が期待できます。なお、ミノキシジルには内服薬も存在しますが、副作用が多いことなどを理由に認可されていません。

男性型脱毛症(AGA)を治療するミノキシジル含有の育毛剤の副作用としては、以下の症状が挙げられます。

これらの症状が現れた場合には、医師や薬剤師に相談しましょう。

毛量の減少が気になってきたらまずは皮膚科の受診を検討するとよいでしょう。髪の毛が減る理由には男性型脱毛症AGA)のほか、円形脱毛症、薬剤性脱毛症、あるいはほかの病気によるものなど、さまざまな原因が考えられます。そのため、まずは原因となる病気を突き止めた上でそれに合わせた治療を行うことが必要です。

診断の結果、男性型脱毛症と診断された人のうち、軽症~中等症の人であれば内服薬や育毛剤(外用薬)の使用によって改善が期待できます。なお、薄毛の進行が止まることも治療の効果のひとつと考えられます。ただし、これらの治療を1年継続しても効果が得られないときは医師から手術による植毛術やかつらの着用が提案されることもあります。

男性型脱毛症AGA)は、軽症~中等症のうちに治療を行うことで症状の改善が期待できます。そのため、気になる症状があったときはなるべく早く皮膚科を受診することを検討しましょう。また、男性型脱毛症にはさまざまな情報があふれており、誤った情報も多く出回っています。「毛量の減少が気になる」「育毛剤を購入したいがどれを選べばいいのか分からない」という場合には、正しい知識を身につけるためにも医師や薬剤師に相談することを検討しましょう。

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