検査・診断
診断時の検査では、血液検査でHBs抗原の有無を調べます。HBVに感染すると、増殖するウイルスに由来するHBs抗原が血液中に確認できます。ただし、急性肝炎の場合、HBs抗原は感染後比較的早い段階で消失することがあるため、HBs抗原陰性の急性肝炎の診断には、感染初期の3~12か月間に見られるIgM型HBc抗体の測定を行います。
慢性のB型肝炎と診断されたら、HBe抗原とHBe抗体を測定します。HBe抗原はHBVが増殖するときに過剰に作られるたんぱく質で、HBe抗原が陽性であれば、肝臓内でHBVの増殖が活発で感染力が強い状態であることを示します。一方、HBe抗体はHBe抗原に対する抗体です。HBe抗体が陽性であれば、一般にHBVの量と増殖が落ち着いて感染力が弱くなった状態であることを示しています。
そのほか、リアルタイム(TaqMan)PCR法でHBV-DNAを測定しHBウイルス量をモニターするほか、AST・ALTを測定して肝炎を発症しているかを評価します。さらに4型コラーゲン7Sなどの肝線維化マーカーの測定や、エコー・CTなどの画像検査を行い、無症候性キャリア・慢性肝炎・肝硬変のどの状態にあるかを評価します。
また、肝炎の進行具合を調べるために、肝生検が併せて行われることもあります。
実績のある医師
周辺でB型肝炎の実績がある医師
武蔵野赤十字病院 名誉院長
内科、血液内科、リウマチ科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器科、呼吸器外科、消化器科、腎臓内科、循環器科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、内分泌科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、緩和ケア内科、腫瘍内科、感染症内科、代謝内科、膠原病内科、頭頸部外科、総合診療科、病理診断科
東京都武蔵野市境南町1丁目26-1
JR中央線(快速)「武蔵境」南口 小田急バス、ムーバス(境南東循環):武蔵野赤十字病院下車 徒歩10分
東京科学大学 統合教育機構 准教授
内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都文京区湯島1丁目5-45
JR中央・総武線「御茶ノ水」東京メトロ丸ノ内線も利用可能 徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」 徒歩5分
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