エキシマレーザー手術や有水晶体眼内レンズ手術による屈折矯正手術は、手術が開始された当初からみれば、短時間で手術が行えるように進歩しています。また、手術を受けることによって生活の質が高くなったと感じる方も増えています。ただ、低減してはいるものの再発もみられますし、術後長期間経過した後に合併症を生じるケースも知られています。この記事では、国際医療福祉大学三田病院眼科教授・鈴木雅信先生に、屈折矯正手術後の日常生活や、再発や長期間経過した後の合併症について解説していただきます。
エキシマレーザー手術、有水晶体眼内レンズ手術ともに、入院を要しない手術となっています。LASIKやPRK、そして有水晶体眼内レンズ手術、いずれの手術も、両眼の手術を行う場合でもせいぜい30~40分程度しかかかりません。ただし、手術後の回復を確認するために手術後は1時間程度安静にしていただき、問題がないことを確認した後に帰宅していただく必要があります。
帰宅されたあとの日常生活ですが、通常手術当日の入浴は避けていただきます。2日目からは首から下のシャワーなどは問題ないとされるケースが多いですが、目に水が入る可能性が高い洗髪や洗顔は、主治医の許可が出るまでは控えるようにしていただくのが一般的です。
また、エキシマレーザー手術・有水晶体眼内レンズ手術ともに裸眼で視力が出るようにするための手術ですが、主治医の許可が出るまでは車の運転は控えていただきます。多くの場合、手術後1週間目の診察で問題がなければ、洗顔や洗髪・車の運転については普段通り行っていただけるようになります。
目に負担がかかるテレビなどの鑑賞やパソコンの操作などは、手術当日は控えていただかなければなりません。さらに事務的な仕事については、術後の翌日も経過を確認するための診察がありますので、手術当日と翌日のお仕事は控えていただき、経過や仕事の再開について主治医と相談された上で復職されたほうがよいでしょう。
また、農業・酪農・その他の肉体労働などの目に細菌が入りやすい作業については、1ヶ月以上様子を見ていただくことも珍しくありません。
同様に、ジョギングなどの軽い運動は、術後1週間程度で再開しても問題がないケースが多いですが、水泳など眼を直接水につける運動などの再開には、術後1ヶ月程度の時間が必要となるケースがほとんどです。
手術後は、合併症などの確認のために定期的に検診を受けていただく必要があります。主治医の判断にもよりますが、手術翌日、1週間後、1か月後、3か月後、6か月後というように、徐々に期間を空けて検診を行うのが一般的です。
LASIKやPRKについては、わずかながらではありますが、手術後6ヶ月または1年以上経過した後に近視や遠視、乱視が再発してしまう方もいます。これは、角膜修復の個人差によって矯正した屈折が変動してしまい、焦点が合わなくなってしまうためです(手術前の近視の程度が強いほど出現する可能性が高くなりますが、この場合でも再手術で視力が得られることがわかっています)。
有水晶体眼内レンズ手術については、眼内に埋め込むレンズが生体に親和性の高い物質で作られています。そのため、基本的に視力が得られていれば、再手術を行ってレンズを定期的に交換する手術を行う必要はありません。
また、有水晶体眼内レンズ手術を受けられた方において、一定の時間が経過した後に水晶体の混濁(白内障)が生じる場合があります。ただし、レンズの中央に穴をあけて房水の流れをよくするよう改良したHole-ICL(穴あきICL)が開発されてからは、現在までに手術によって白内障が生じた方はほとんど報告されていません。
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ICL(眼内コンタクトレンズ)を検討しています
両目の裸眼視力0.1でICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討しています。 手術費用も比較的高価のため、可能な限り多くの情報を収集したいと考えています。 つきましてはICL手術のメリットならびにデメリット(術中・術後含め)を教えていただきたいです。 どうぞよろしくお願いします。
目が見えにくいのですが合うメガネが作成できません。
左目が近視と乱視 右目が遠視と乱視 乱視の傾きは左右で真逆になっています。 最近またメガネが合わないのか見えにくさを感じていますが、どう伝えたらわからず、的確に表現も出来ずに困っています。 ほとんど毎年のように限界を感じて新しいメガネを購入しています 20歳〜視力が下がり始め、もう長い間何軒もの眼科やメガネ屋を巡ってもしっくり来ないのでとても辛いです。 (そこまで視力が変わるのは余りないと医師に言われましたが) 調子の良い時は現在使用しているメガネで大丈夫なのですが、ダメな時は風邪薬の瓶等に記載の使用量を読むことも大変になります。 眼科や眼鏡屋さんでの検査は、穴があいてる方向は?という検査や、ひらがなを読む検査をレンズを調整しながら行うというものを受けています。 しかしレンズを強くしても弱くしても変わらず「どちらのレンズでも1.0見えていますよ」等と言われます。 医師には私の目の状態(遠視と乱視、近視と乱視という左右差?)が眼精疲労が起こりやすく、調子良い悪いに影響しているのではないかと言われました。 こうして新しいレンズを購入しても、日によって細かい文字を読もうとすると滲んだようで見えにくく、その文字を解読しながらという読み方で、その日によってというのが1ヶ月のうち半数以上であり、とても目が疲れます。 この滲んだような見えにくさは一定の距離を離れものを見ようとしたり、ある文字が小さいものを読もうとすると現れます。 視力検査では問題ありませんと言われても見えにくい状態、どう伝えたら検査方法を変えてくれる等、合うメガネを作ることが出来るのでしょうか。
片目のみ老眼??
10年以上前のことになります。 左右の目の、モノの見え方に違和感が出始め、眼科を受診。いろいろ検査をしたが両目とも異常ナシでした。 しかし、自分自身としてはどうしても違和感が拭えず、なんだろう?とー 〜裸眼の場合〜 「両目:右目のみ”借りモノ”を使用しているような使いにくさ(重さ)がある。文字など細かなものを見ると(左目に合わすので)かすんでしまう。(右目に合わすと、近眼左目が対象物から離れてしまうので見えにくい) 「左目のみ:細かなものがよく見える。近くが見やすい」 「右目のみ:文字など細かなものは少し離さないと見えづらいだけで、あとは不自由ナシ」 視力検査で、矯正メガネ装着(両目とも普通に近眼と診断されたため、ソレ用のレンズのみで測定)の場合 「両目の場合:モノは見えるが、右目に”より強い”違和感アリ。裸眼よりも辛い!(矯正レンズを外すと楽になる)」 「左目のみ:よく見える」 「右目のみ:よく見える」 眼科で検査してもらったのがこの時が最後です。 あれから年月が経過し、ある程度は老化も進んでいるでしょう。いま一度受診した方がいいのかな?とも考えます。 個人的には「もしかして、”右目のみ老眼”?!」と考えたりもします。片目のみの老眼はあるものなのでしょうか? (ちなみに過去20年ほど裸眼生活です。 就労していたそれ以前はソフトコンタクトレンズ(ハードが合わず)で両目とも0.7前後の矯正をしていました)
今後の視力低下について
昔から視力が悪くこれ以上悪くならないか心配です。現在左右ともに-10Dのソフトコンタクトをつけていますが、乱視も強くこれ以上矯正できるソフトコンタクトレンズがありません。(ハードはあると言われました)今のコンタクトで両目で1.0程度出ていますが、パソコン仕事が多いためこれ以上悪くならないか心配で仕方ありません。 以前、コンタクト購入時医師に同様の相談をした所、これ以上悪くなる可能性はあり最悪牛乳瓶のそこのようなメガネで生活することもあり得ると言われました。 近年大きな視力低下はありませんが、今後も近視は進む可能性が高いのでしょうか? また、眼内コンタクトが強度近視や強度乱視でも対応できると聞きました。怖くて検査に行きたくないのですか難しい手術なのでしょうか。いい病院があれば併せて教えてほしいです。
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