院長インタビュー

患者さん・医療機関共に信頼される病院 札幌円山整形外科病院の特徴とは

患者さん・医療機関共に信頼される病院 札幌円山整形外科病院の特徴とは
竹林 庸雄 先生

札幌円山整形外科病院 整形外科 院長

竹林 庸雄 先生

この記事の最終更新は2017年07月02日です。

医療法人札幌円山整形外科病院は、札幌市中央に位置する医療機関です。近隣にある3つのグループ施設や道内各地の医療機関と連携しながら、変性疾患や外傷、スポーツ整形、リハビリテーションと幅広い整形外科領域に対応しています。

今回は院長の竹林庸雄先生に、病院の特徴や地域医療機関との連携、若手医師と患者さんへのメッセージをお伺いしました。

札幌円山整形外科病院よりご提供

当院では、整形外科領域において、幅広い病気に対応しています。また、脊椎脊髄センターやスポーツ外来を設けるなどし、専門性の高い治療の提供にも努めています。

当院では骨粗しょう症に伴う脊椎圧迫骨折や変形などの脊椎脊髄疾患に対して、より高度な専門性を追及するために脊椎脊髄病センターを開設しました。また、北海道では冬になると転倒による骨折をする方が増加します。このような骨折をはじめとする一般的な外傷に対しても治療を行っています。その他、膝、股関節、手の外科や変性疾患の治療も行っており、地域の患者さんが必要とする整形外科の幅広い領域をカバーできるようにしています。なお、高齢者の圧迫骨折など一見単純そうにみえる病気ほど、実際は解明されていない部分が多く存在します。当院では治療と共に、そういった病気の臨床研究も進めています。

スポーツ外来を開設していることも、当院の特徴のひとつです。スポーツ整形では靱帯再建術や関節鏡による半月板修復術などの治療を多く行っています。そして、理学療法士と連携しながら、ケガの治療だけでなく、スポーツ障害の予防やパフォーマンス向上も視野に入れた治療を提供しています。

また、当院では自家培養軟骨移植術という再生医療も行っています。自家培養軟骨移植術とは、患者さんご自身の軟骨細胞を採取、培養し作成した自家培養軟骨を、外傷性軟骨欠損症などの患者さんの関節に移植するという治療法です。

整形外科手術、特にスポーツ整形の術後はリハビリも非常に重要です。当院のリハビリテーション科は、2018年現在、理学療法士が20名、作業療法士が3名在籍しており、患者さんを全面的にサポートする体制を整えています。また、リハビリテーション科がもっとも心掛けている点は、「病気の種類にとらわれず、患者さん一人ひとりの問題を診る」ということです。運動療法は担当制で行っています。そのため、同じスタッフが継続的に患者さんの治療にあたり、患者さんと信頼関係を築きながら退院後の生活が快適に送れるよう努めています。なお、自主トレーニングゾーンや歩行練習ゾーンなど施設の設備も充実しています。

札幌円山整形外科病院よりご提供

札幌円山整形外科では、患者さんの心身に負担の少ない治療法を推進しています。たとえば、患者さんの心身への負担が少なくなるよう手術では、筋肉温存、出血量を少なくする、手術時間の短縮を心掛けています。そのため、多くの脊椎手術で手術用顕微鏡を用いており、神経の損傷を予防するようにしています。そして、同じ治療効果であれば、患者さんと相談しながら、術後の傷跡が小さい治療法を選択します。低侵襲な治療を行うことで、術後の傷跡からの感染症や痛みが軽減され、術後早期の復帰が期待できます。

また、安全面の管理も大切にしています。脊椎手術の際は、脊髄モニタリングという脊髄や神経の損傷度合いを評価する検査を全例で実施しています。脊髄モニタリング検査を行うことで、手術による脊髄の損傷があった場合でもその場でわかるため、早急な対応が可能になります。

当院では、グループ施設や北海道各地の医療施設と連携しながら患者さんの治療を行っています。

当院には、「宮の沢整形外科クリニック」「札幌琴似整形外科」「札幌八軒整形外科」の3つのグループ施設が存在します。それぞれの病院によって提供している医療の特徴が異なるため、4つの病院が連携しながらそれぞれの患者さんの症状に適した病院を紹介し合っています。

当院の手術やリハビリテーションは、北海道各地の医療機関と連携しながら信頼関係を築けるように努めています。たとえば、近隣にある札幌医科大学附属病院で手術を受けた患者さんのリハビリを、当院で受け入れることもあります。その他、地域のクリニックや北海道各地の医療機関からも患者さんを紹介してもらっています。今後も各医療機関との信頼関係を築きながらより多くの患者さんを受け入れられるよう、施設の改築なども視野にいれています。

年齢が若いうちはすべての経験が勉強になります。どこの医療機関にいても、医療を学ぶチャンスはあるため、貪欲に吸収していくことが大切です。そして、若手の医師は患者さんとの信頼関係を築くため、医師である前に社会人としての自覚を持つことが重要だと私は考えています。挨拶のできない医師によい治療はできません。当院では、患者から人として信頼される医師を育成していきます。

当院では今後も、地域の中核病院としての役割を果たせるように努めていきます。その一環として、当院ではセカンドオピニオンも積極的に受け入れています。整形外科手術を受けたが納得がいかない方や、医療施設を受診したが症状の原因がわからなかったという患者さんは、是非気軽に相談してください。

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  • 札幌円山整形外科病院 整形外科 院長

    竹林 庸雄 先生

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