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手稲渓仁会病院における脳卒中の診断・治療・リハビリへの取り組み

手稲渓仁会病院における脳卒中の診断・治療・リハビリへの取り組み
浅岡 克行 先生

医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 院長補佐/脳疾患センター センター長

浅岡 克行 先生

目次
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北海道札幌市にある手稲渓仁会病院では、病院全体がひとつのチームとして機能しながら、脳卒中の治療にあたっています。脳卒中の治療に特化した独立した病棟である脳卒中ケアユニットを設け、専属の看護師や薬剤師、リハビリテーションスタッフが、脳卒中の患者さんの治療や管理を行っています。

今回は、手稲渓仁会病院 脳神経外科 浅岡克行先生に、同病院の診断・治療・リハビリへの取り組みについてお話しいただきました。

病院

私たち手稲渓仁会病院は、脳卒中ケアユニット(SCU)を設けています。脳卒中ケアユニットとは、脳卒中の治療に特化した独立した病棟のことです。当院のSCUは15床あり、専属の看護師や薬剤師、リハビリスタッフが、脳卒中の患者さんの治療や管理を行っています。

また、より重症で手術治療が必要な患者さんや、全身合併症をおもちの場合は、集中治療室(ICU)や救命救急病棟で治療や管理を行うこともあります。

当院には、欧米型のER(欧米型の救命救急病棟)があり、充実した救急科の医師やスタッフが患者さんを的確に診断し、緊急の処置を行っています。

ERでは、最初に救急科の医師が患者さんを選別するトリアージを行った後、外傷や原因不明の意識障害などを判断したうえで、各診療科に治療の担当を振り分けるようにしています。このような救急科の医師との連携が、我々脳神経外科および脳血管内科医の負担を軽減し、より適切な脳卒中治療につながっていると思います。

当院には、ドクターヘリの基地があり、遠方の救急患者さんを受け入れることもあります。救急車で搬送すると時間がかかってしまうような遠方の患者さんであっても、ドクターヘリであれば短時間で搬送することができるケースもあります。

ドクターヘリ

当院のスタッフは皆、「患者さんの病気を治したい」という共通の目標のもと、協力しながら患者さんの治療にあたっています。また、医師のみならず、全ての職種のスタッフが熱心に治療に尽力している点も特徴の1つでしょう。たとえば、当院のリハビリスタッフはそれぞれの専門性を活かしながら患者さんの回復のために尽力しています。

当院は病院全体がひとつのチームとして機能しています。診療科同士の垣根が低く、必要があれば他の診療科に患者さんを紹介し、検査や治療を受けていただくこともあります。たとえば、脳卒中の患者さんには、不整脈を含む心臓疾患を合併する方も多く、循環器内科と連携しながら必要な治療を行っています。

脳卒中の治療では、多職種の連携が大切です。当院では、病棟のカンファレンスを日々行っているほか、リハビリについて情報や意見を交換するカンファレンスも行っています。

他にも、NSTと呼ばれる患者さんの栄養についてのカンファレンスを定期的に開催したり、排尿ケアチームが排尿障害をケアしたりしています。また、精神的に不安定になった患者さんに対して、精神保健科の医師たちから構成されるチームが精神面のケアを行うこともあります。

浅岡先生

脳卒中を疑う場合には、躊躇(ちゅうちょ)することなく受診していただきたいと思います。脳卒中の治療は、発症から早期であれば、ほぼ完全に回復したり、後遺症を軽減できたりするケースもあります。

当院は、高度な設備と共に、脳卒中の患者さんの治療に積極的に取り組んでいます。

規模の大きな総合病院ではありますが、診療科同士や多職種間の連携が実現されています。どのような状態の患者さんであっても受け入れ、スタッフ一丸となり患者さんの回復のために尽力しますので、安心して治療を受けていただきたいと思います。

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    浅岡 克行 先生

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