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脳ドックとは? 脳卒中を予防するために

脳ドックとは? 脳卒中を予防するために
浅岡 克行 先生

手稲渓仁会病院 脳疾患センター センター長 / 脳神経外科 部長

浅岡 克行 先生

目次
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前触れなく突然発症するケースが多い脳卒中は、発症の予防と早期発見が大切になります。脳卒中の予防や早期発見につながるものが脳ドックと呼ばれる検査です。脳ドックでは、MRIやMRA(脳血管撮影)などの画像診断によって、脳血管疾患や発症の因子を早期に発見することを目的としています。

今回は、手稲渓仁会病院 脳神経外科 浅岡克行先生に、脳ドックの概要と同病院の脳ドックの特徴についてお話しいただきました。

脳ドックとは、MRIやMRA(脳血管撮影)などの画像診断の結果をもとに、症状が現れていない脳血管疾患や、発症の因子を発見するために行う検査です。脳ドックは、脳卒中など脳血管疾患の早期発見や、発症の予防につながる検査といえます。

たとえば、脳ドックによって未破裂脳動脈瘤が発見されれば、その後の治療によってくも膜下出血を予防することができます。

一般的に、高齢になるほど脳卒中を発症しやすいと考えられているため、60歳以上の方には、脳ドックの受診を検討していただきたいと思います。

特に、糖尿病高血圧などにかかったことがある方、過度の肥満状態の方、喫煙習慣がある方は脳血管疾患を発症するリスクがあるため、受診をおすすめします。

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤を生じやすい体質は遺伝するといわれています。そのため、ご家族の中に脳動脈瘤を生じた方やくも膜下出血を起こした方がいらっしゃる場合は通常の方と比べて発症のリスクが高いといえます。

脳動脈瘤を早期に発見し、経過観察や治療によって破裂を防ぐことができれば、くも膜下出血の予防につながります。

一般的に、くも膜下出血は50〜60歳代から起こることが多いといわれますが、ご家族内に発症した方がいらっしゃる場合には、より若い年代で起こることもあります。そのため、50歳よりも前に脳ドックの受診を検討していただきたいと思います。

手稲渓仁会病院でも、脳ドックを行っています。MRI検査とMRA検査によって脳の状態を確認し、検査結果をレポートにまとめ、患者さんにご自身の脳の状態と共に脳血管疾患を発症する可能性がどれくらいあるのかをご説明します。

脳ドックで何らかの脳血管疾患が見つかった場合、当院で治療を受けていただくことができます。当院の特徴は、外科手術だけでなくカテーテルを用いた脳血管内治療も行えることです。疾患の部位や性状、患者さんの年齢や合併症の有無などを考慮し、患者さんにとってより有益な治療法を提供することができます。

検査

当院の脳ドックは、所要時間1時間程度、30,000円(税込)の費用で受けていただくことが可能です。

脳卒中は、喫煙がひとつの発症の因子になります。そのため、喫煙習慣がある方には禁煙を行ってほしいと思います。喫煙は、脳に限らず心臓や血管の病気など、あらゆる病気を引き起こす可能性があります。禁煙に取り組み、これらの病気の発症を予防してください。

喫煙

高血圧糖尿病脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)といった内科的疾患をかかえていらっしゃる方は脳卒中を発症しやすいことが分かっています。特に、内臓脂肪型肥満に伴ってこれらの内科的疾患を生じている、いわゆるメタボリックシンドロームの方は要注意です。そのため、これらの病気をもつ患者さんには、治療に取り組んでほしいと思います。

また、生活習慣の改善、肥満の方は減量に努めることが重要です。過度の飲酒やストレスを避け、バランスのよい食事と適度な運動を行うことが予防につながるでしょう。

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