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“断らない医療”を目指して——横須賀市立うわまち病院 脳神経外科の特徴と教育体制

“断らない医療”を目指して——横須賀市立うわまち病院 脳神経外科の特徴と教育体制
廣田 暢夫 先生

横須賀市立うわまち病院 第一脳神経外科 部長

廣田 暢夫 先生

目次
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この記事の最終更新は2019年12月17日です。

脳卒中脳腫瘍など、脳神経の病気を治療する脳神経外科医。横須賀市立うわまち病院 脳神経外科では、“断らない医療”を目指し、さまざまな治療を行っています。同診療科では、若手医師が技術を身につけることができるような教育体制を築いています。それは、どのようなものなのでしょうか。

今回は、横須賀市立うわまち病院 脳神経外科 廣田暢夫先生に、同診療科の特徴と教育体制についてお話しいただきました。

私たち脳神経外科では、“断らない医療”を目指し、さまざまな患者さんの診療に当たっています。当たり前のことではありますが、困っている人を助けることが我々医師の使命であると考えているからです。そのような考えのもと、脳卒中などの救急疾患に加えて、脳腫瘍、顔面痙攣(けいれん)三叉(さんさ)神経痛など、さまざまな病気の患者さんを可能な限り受け入れています。

当診療科では、年間280例程の手術、年間90例程の脳血管内治療を実施しています*。救命救急センターを有する当院では、くも膜下出血脳梗塞などの救急疾患を積極的に受け入れています。さらに、断らない医療をモットーに、脳腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛など、さまざまな病気を扱っている点も特徴でしょう。これらの病気に対応することができるよう、多岐にわたる治療を実現するための体制を築いています。

*2017年実績:総手術件数 279件、脳血管内治療件数 86件

脳神経外科の特性上、手術の執刀などで医師が全て出払っていることもあります。そのため、当診療科では救急科との協力体制を築いています。たとえば、脳神経外科医が最初に診療することができないような場合には、救急科の医師が診療を担当します。その後、手術などの治療が必要であれば、救急科の医師から脳神経外科の医師に連絡がくるような体制を築いているのです。そうして、可能な限り患者さんを受け入れることができるよう努めています。

私たち脳神経外科では主に手術を行いますが、必ずしも全ての症例で手術をおすすめするわけではありません。患者さんにとって、もっとも適していると考えられる治療法を提案するよう努めています。そのため、症例によっては、薬物療法など手術以外の治療法を提案することもあります。

なお、治療方針を決定する際には、じっくりと外来で話をお伺いしたうえで、病気の概要や治療法について、できる限り詳しくお伝えするようにしています。そのうえで、患者さんが納得できる選択をしていただけるよう努めています。

三叉神経痛を例に

三叉神経痛を例に挙げ、お話しします。三叉神経痛の患者さんが受診した場合、まずは問診によって、症状を確認していきます。そのうえで、手術とともに、薬物治療や放射線治療の選択肢があることをお伝えします。ご本人の希望もお伺いし、最終的に、その患者さんにとって、もっとも有効で安全と思われる治療法を提案するよう努めています。

このように、脳神経外科医だからといって、必ずしも手術のみに従事するわけではありません。逆に、患者さんが手術を希望していたとしても、まずは薬で治療したほうがよいと判断すれば、そのようにお伝えすることもあります。

横須賀市立うわまち病院 脳神経外科の皆さん
横須賀市立うわまち病院 脳神経外科の皆さん

繰り返しになりますが、当診療科では、脳卒中脳腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛など、さまざまな病気を扱っているため、多岐にわたる治療に携わることが可能です。たとえば、脳卒中に対するバイパス手術、未破裂脳動脈瘤に対する開頭クリッピング術、顔面痙攣に対する神経血管減圧術などの手術を行っています。

当診療科では、経験のある医師の指導のもと、早期から若手医師に手術の執刀を担当してもらいます。そうして、可能な限り早く、手術の技術を身につけることができる環境を築いています。

また、当診療科の部長を務める私は、日本脳神経血管内治療学会認定 指導医も取得しています。手術に加えて、カテーテル治療の習得にも適した環境であるといえるでしょう。

実際に、当診療科に入職し、手術を任せた若手医師の中には、早期に顕微鏡手術やカテーテル治療の技術を身につけた者もいます。同じように、入職してくださった方たちが腕を磨いていけるよう、技術の指導に尽力させてもらうつもりです。

当診療科では、入職してくださる方たちの希望をできる限り叶えたいと考えています。たとえば、海外で学びたいという希望があれば、留学することができるようサポートします。また、カテーテル治療の研鑽を積んで専門医資格を取得したいという希望があれば、指導のもと、症例数を積めるよう配慮します。ほかにも、ご家族の事情などによる勤務時間の希望もあるでしょう。

どんな希望であっても、まずは伝えていただきたいと思います。それぞれが描いているキャリアを積んでいけるよう、可能な限り支援させていただきます。

近年、当院では働き方改革に取り組んでおり、勤務時間の厳守や長期休暇の推奨などを行っています。これは、私たち脳神経外科の医師も例外ではありません。

当診療科は断らない医療を目指し、24時間治療できる体制を築いていますが、その一方で、有給休暇の取得なども推奨しています。たとえば、夏休みとして2週間の休暇、春休みとして1週間の休暇を取得するようスタッフに指示しています。また、できる限り残業することなく定時で帰宅するような体制を築いているところです。

廣田 暢夫先生からのメッセージ

脳神経外科医は手術が長時間にわたることもあります。専門医試験も難しいですし、当直もあり、ストレスが多い仕事であると認識しています。決して楽な世界ではないでしょう。しかし、大変な面があるからこそ、やりがいも大きいと思っています。病気で苦しむ患者さんを自らの技量で助けることができる点は、大きな魅力ではないでしょうか。

私は、数ある診療科の中で脳神経外科医を選択した時点で、モチベーションの高い医師であると思っています。当診療科では、皆さんのやる気を裏切るようなことはないでしょう。親身になって指導するので、脳神経外科医を全うしたい方の入職をお待ちしています。

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  • 横須賀市立うわまち病院 第一脳神経外科 部長

    廣田 暢夫 先生

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