予防
“ビタミンD欠乏症性くる病”は、上でも述べたとおり不適切な生活習慣に起因するものです。そのため、くる病を予防するにはカルシウムやリン、ビタミンDが含まれた食品をしっかり取り、適度な日光浴をすることが大切です。
特に母乳のみで養育される乳幼児はビタミンD不足になりやすいため、母親は妊娠時期から多くのビタミンDを摂取する必要があるとされています。また、骨の成長などの様子を見てビタミンDが不足していると考えられる場合は、人工ミルクを追加することも1つの方法です。一方で、現在では遺伝子の異常による“ビタミンD抵抗性くる病”がくる病の原因としてもっとも多いことが知られています。この場合はなるべく早くに効果の高い治療を始めたほうが、足の変形や身長の低さを改善できることが分かっています。そのため、歩行開始の遅れ、歩き方がおかしい、足の変形、身長の伸びが遅いなどが見られる場合には一度小児科を受診し、原因を調べてもらうとよいでしょう。
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