いんふるえんざBがた

インフルエンザB型

目次

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概要

インフルエンザB型とは、B型インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる感染症を指します。

インフルエンザウイルスは、ウイルス学的にA型、B型、C型に分けることができますが、インフルエンザB型は、B型インフルエンザウイルスに感染することを原因として発症します。

通年はインフルエンザA型の流行に続き、インフルエンザB型が流行することが多いですが、年によって前後することがあります。

原因

B型インフルエンザウイルスは、咳や痰、鼻水などの分泌物に含まれます。そのため、咳で飛沫したウイルス(飛沫感染)、手などに付着したウイルス(接触感染)などを介して感染します。

B型インフルエンザウイルスは、A型インフルエンザウイルスのように大きな変異を起こしません。変異が大きいと多くの人が免疫をもたないために大流行しやすくなります。A型インフルエンザは世界的な大流行をきたす危険性が高いですが、B型インフルエンザではそうした特徴はみられません。ただし小さな変異を起こすため、毎年、流行がみられます。

症状

インフルエンザB型では、いわゆる典型的なインフルエンザの症状である全身倦怠感・悪寒・戦慄(せんりつ)・高熱・筋肉痛・関節痛・咳や痰・嘔吐・下痢といった症状が出ます。また症状がない、微熱などで、軽く済むこともあります。インフルエンザA型に比較して、下痢などの消化器症状が多いことがあります。

インフルエンザB型では、肺炎や脳症に代表される合併症を発症することもあります。呼吸が苦しくてあえぐように呼吸をしている、意識状態が悪いなどがみられる場合には、合併症を併発している可能性があるために医療機関の受診が必要です。

検査・診断

臨床症状や周囲の状況から診断できることがほとんどです。病院やクリニックによって、インフルエンザB型を迅速キットで診断をすることもあります。ただし陰性でも感染を完全に否定できる検査ではありません。具体的な方法は、鼻の孔にスワブを入れて採取された検体を用いて行われる検査です。

また、インフルエンザB型による肺炎や脳症などの合併症が疑われる際には、胸部レントゲン写真、脳波、頭部画像などの検査が適宜追加されます。

治療

インフルエンザB型の重症度は、軽症から重症までさまざまですが、ほとんどの軽症は、自然に治癒します。抗インフルエンザ薬を使用するかどうかは、総合的に判断します。B型インフルエンザウイルスに効果のある薬剤には、内服薬・吸入薬・点滴薬といったタイプの抗ウイルス薬があります。

脱水にならないように適宜水分補給や、発熱や痛みなどに対してアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤を使用します。

毎年流行が予測されるタイプのB型インフルエンザウイルスをカバーするようにワクチンは設定されています。そのため発症を予防するためには、毎年予防接種を受けることが重要です。ワクチンは、感染そのものの予防、感染してしまっても重症化を予防します。

さらに、手洗いを徹底することも予防の観点からは大切でしょう。流行期に体調が悪いときは、自宅で安静にして回復に努め、周囲に感染を拡げない配慮も重要です。こうした予防策は本人のリスクを下げる意味合いのみならず、周囲に対して病気を広げる可能性も低くします。

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