予防
日本では小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、無料でHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種が行われ、このワクチンによってハイリスク型の16型と18型の感染や子宮頸部異形成・子宮頸がんの予防効果が期待できます。
対象年齢を過ぎた女性や男性でも有料で接種を受けることができるため、特に新たなパートナーとの性活動がある年代の方は、ワクチンの接種を検討しましょう。定期接種でHPVワクチンを打ち逃してしまった女性が、遅れて接種を行う際(キャッチアップ接種)に補助を行っている自治体もありますので、お住まいの市町村に確認してみてもよいでしょう。
早期発見のために、併せて定期的に子宮頸がん検診を受けることも大切です。
また、性交時にコンドームを使用することも、ヒトパピローマウイルスの感染予防に効果があるとされています。性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペス、HIV感染症などほかの性感染症の予防にも役立ちます。
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