かしせいしふのうしょうこうぐん

下肢静止不能症候群

同義語
レストレスレッグス症候群
俗称/その他
むずむず脚症候群
最終更新日:
2021年12月27日
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2021/12/27
更新しました
2017/04/25
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原因

脳内の神経調節に関わる“ドパミン”と呼ばれる神経伝達物質の機能異常が病気のメカニズムに関係すると考えられています。レストレスレッグス症候群は、明確な原因が特定できない“特発性”と、原因となる病気が存在する“二次性”に分けられ、“特発性”の半数近くは家族内に同じ病気の患者が存在することから、遺伝の関連も指摘されています。

二次性レストレスレッグス症候群の原因となる病気の1つとして、鉄欠乏性貧血が挙げられます。鉄欠乏性貧血はもっとも頻度の高い貧血として知られており、鉄不足によってドパミンの合成・代謝に障害が生じることが、レストレスレッグス症状の誘因と考えられています。鉄欠乏性貧血が生じる状況には、鉄分の摂取不足のほか、胃の切除などによる鉄の吸収不良、慢性的な消化管出血、生理、妊娠などがあります。

また鉄欠乏性貧血のほかにも、パーキンソン病脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうせいへんせいしょう)ハンチントン病多発性硬化症などの神経疾患、関節リウマチシェーグレン症候群などのリウマチ性疾患、糖尿病や甲状腺機能異常などの内分泌疾患、腎不全、人工透析うつ病、慢性肝疾患、慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)などと関連して二次性レストレスレッグス症候群が発症することもあります。

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