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かしせいしふのうしょうこうぐん

下肢静止不能症候群

別名
むずむず脚症候群,レストレスレッグス症候群
最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

下肢静止不能症候群とは、脚がむずむずする、脚がそわそわした感じがする、皮膚に虫がはうような感じがするなど、脚を中心として不快な感覚異常の症状が現れる病気を指します。こうした不快感をともなう症状は夜間に生じることも多く、不眠症につながる場合もあります。また、むずむず脚症候群やレストレスレッグス症候群などとも呼ばれる病気です。

原因

脳内にあるドパミンと呼ばれる神経伝達物質の一つが異常を示すことから発症すると考えられています。原因となる基礎疾患が特定できないこともありますが、その一方で原因を特定できる場合もあります。

具体的な原因疾患として、鉄欠乏を挙げることができます。鉄欠乏が生じる状況には、胃切除後・慢性的な消化管出血・生理などがあります。

そのほか、パーキンソン病脊髄小脳変性症ハンチントン病多発性硬化症などの神経疾患、リウマチ性疾患(関節リウマチシェーグレン症候群など)、内分泌疾患(糖尿病や甲状腺機能障害など)、腎不全妊娠うつ病、慢性肝障害、慢性閉塞性肺疾患などと関連して発症することもあります。

症状

下肢静止不能症候群では、皮膚に虫がはうような感じ、炭酸の泡が常時脚にまとわりついているような感じなど、不快な感覚異常が下肢を中心として起こります。下肢静止不能症候群でみられるこうした不快感は、夜間に生じることが多いです。

そのため、就寝時に症状が悪化してしまい、不眠症につながることがあります。また、このことと関連して夜間に良質な睡眠を保つことができなくなり、日中のパフォーマンス低下につながる可能性もあります。

検査・診断

原因の項目で記載したように、下肢静止不能症候群を発症する具体的な原因となる病気として鉄欠乏があげられます。そのため、鉄欠乏であるかどうかを調べるために、鉄の不足状態を評価することのできる血液検査や便検査などを行うことが検討されます。

また、寝ている間に脚が無意識に動くこともあるため、終夜ポリグラフ検査と呼ばれる検査を行うこともあります。

治療

下肢静止不能症候群では、鉄欠乏を始めとした基礎疾患が背景に隠れていることもあります。もしそうした基礎疾患がある場合には、鉄欠乏であれば鉄の補充など、原因に適合した治療介入を行うことが検討されます。

また、カフェインやアルコール、喫煙などによっても症状が悪化することがあります。そのため、生活習慣の是正も症状緩和につながることが期待できます。

そのほか、適切な運動、就寝前の歩行運動、シャワーを浴びることなども検討されます。さらに、内服薬による治療介入が行われることもあります。

下肢静止不能症候群による症状は不快なものであり、睡眠不足から日常生活の質を大きく落としてしまうことも懸念されます。そのため、自分自身にあった治療内容を模索しつつ、症状緩和に努めることがとても大切であるといえます。

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