治療
妊娠を希望されない場合は、定期的に月経を起こす治療が必要です。排卵がうまく起こらず月経周期が乱れ、子宮内膜が剥脱しないことによる子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクを減らすために、ホルモン剤を用いて月経を定期的に起こします。
妊娠を希望する場合は排卵誘発剤を内服して排卵を促す薬物療法が第1に行われます。しかし内服薬のみでは排卵を促すことができないケースもあり、そのような場合には排卵誘発剤の注射を行います。ただし、排卵誘発剤の注射は卵巣に過剰な刺激を与えてしまう可能性もあり、卵巣が腫れてお腹に水がたまる“卵巣過剰刺激症候群”を引き起こすことがあるため注意が必要です。
また卵巣を包む膜が過剰に厚くなっている場合は薬物療法を行っても排卵が起こりにくいため、腹腔鏡下手術で卵巣の膜に穴を開ける治療が行われることがあります。排卵誘発剤の内服、注射剤で自然妊娠が難しい場合は体外受精にステップアップすることもあります。また肥満がある場合は減量をすすめます。
実績のある医師
都道府県
市区町村
周辺で多嚢胞性卵巣症候群の実績がある医師
お住まいの地域に合った最新の疾患情報をお届けします
(実績のある医師・病院、地域特集など)
医師の方へ
多嚢胞性卵巣症候群について
多嚢胞性卵巣症候群の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
この記事は参考になりましたか?
この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。
なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。
「多嚢胞性卵巣症候群」を登録すると、新着の情報をお知らせします