症状
多嚢胞性卵巣症候群は排卵が起こりにくくなるため、月経周期が35日以上になったり、不規則な月経周期になったりするようになります。また排卵が起こらない排卵障害により、妊娠しづらくなることもあります。さらに多嚢胞性卵巣症候群では、男性ホルモンが増えることでにきびができやすくなる、毛深くなる、体重が増える、声が低くなるなど全身の男性化が見られるのも特徴の1つです。
多嚢胞性卵巣症候群の患者はインスリン血症や脂質異常を伴いやすく、糖尿病、メタボリックシンドローム、心血管疾患、脂肪肝を発症するリスクが高くなります。そのほか、月経周期が乱れやすいため子宮内膜が異常に増殖することによる子宮内膜増殖症の併発や子宮がんのリスクが高くなるとの報告もあります。
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多嚢胞性卵巣症候群について
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