検査・診断
妊娠高血圧症候群が疑われる場合は、血圧測定(家庭血圧測定も推奨されます)に加えて次のような検査が必要になります。
血液検査
肝機能や腎機能、血小板数、貧血の有無など、全身の状態を調べるために血液検査が必須です。
また、胎盤に由来する異常物質であるsFlt-1/PlGF比が一定以上に上昇している場合、妊娠高血圧症候群の発症の可能性が上がるとされ、保険収載されています。
尿検査
妊娠高血圧症候群ではタンパク尿がよくみられるため、毎回の妊婦健診に尿検査が含まれています。1日の尿タンパクが300mg以上の場合を陽性と判断しますが、最近は尿タンパク/クレアチニン比(P/C比)で代用されることもあります。
超音波検査・胎児心拍数陣痛図
胎児発育不全や羊水過少、胎盤機能不全を合併することが多く、胎児の推定体重や羊水量、臍帯血流をチェックするために超音波検査を行うほか、胎児の元気さ(Well-being)を確認したり、緊急に娩出しなくてはならない判断を行ったりするために胎児心拍数陣痛図をとります。
画像検査
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