まんせいかつどうせいいーびーういるすかんせんしょう

慢性活動性EBウイルス感染症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

慢性活動性EBウイルス感染症の症状は、炎症症状と腫瘍症状の2つに分けることができます。慢性活動性EBウイルス感染症では、初期症状として炎症症状に関連した発熱や全身倦怠感などのインフルエンザ様の症状が現れます。また、蚊に刺されると通常よりも大きく腫れる蚊アレルギーを認めることもあります。皮膚の症状としては種痘様水疱症(しゅとうようすいほうしょう)というものもあり、日光に当たると、その箇所がただれや水疱といったようなやけどに似た症状を現します。

症状が進行すると、高熱の持続や肝臓・脾臓(ひぞう)の腫れがみられます。また、血球貪食(どんしょく)症候群になることもあります。血球貪食症候群にかかると重度の血球減少(赤血球、白血球、血小板の減少)が生じ、血が止まりにくい、ほかの感染症へかかりやすいといった症状のほか、多臓器不全に進行することがあります。

さらに、慢性活動性EBウイルス感染症は進行すると、悪性リンパ腫白血病といった血液のがんを発症します。そのほか、心不全や神経障害、消化管潰瘍、動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)、間質性肺炎や血管炎などの合併症を引き起こすことがあります。このように全身の状態が不安定になり、命にかかわることもあります。

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