予防
発作を予防するためには、ダニの除去や受動喫煙の防止などの生活環境を整えることや体力作りが大切です。適切な治療と環境整備・体力作りを継続すれば、成長とともに発作が減り、寛解しやすくなります。
ご家庭でできる環境整備と予防策
発作の引き金となるダニやカビ、ハウスダストなどを減らすため、寝具はこまめに洗濯し、部屋の掃除機掛けや適切な湿度管理(60%以下)を心がけましょう。また、たばこの煙は気道を強く刺激するため、ご家族の方の禁煙や受動喫煙の回避が必要です。
さらに、手洗いやうがいなどの基本的な感染症対策を行い、かぜやインフルエンザなどのウイルス感染を防ぐことも発症予防につながります。また、アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎は症状悪化の原因となることがあるため、合併している場合には治療をすすめましょう。
日常生活での体力作り
小児気管支喘息では、発作の誘発を心配して過度に運動を制限することは推奨されません。運動前にウォーミングアップを十分に行って発作を予防しながら、適切な運動を継続して行うことが体力作りにもつながります。もし運動中に発作が起きた場合は、中止して気管支拡張薬を使用し、治まらない場合は医療機関の受診が必要です。運動誘発喘息を繰り返す場合は、喘息のコントロールが不十分な可能性があるため、医師に相談しましょう。
適切な運動やバランスのとれた食生活、十分な睡眠、規則正しい生活は子どもの心身の健全な発育に重要であり、体力をつけ、呼吸機能を高めることで発作が起こりにくくなると考えられています。
成人気管支喘息への移行予防
小児気管支喘息は、完全に治りきらずに成人気管支喘息に移行したり、一度治まっても成人期に再発したりすることも少なくありません。寛解を目指すには、一時的によくなったからといって自己判断で薬を止めず、医師の指示に従って適切な治療を継続することが大切です。
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