検査・診断
患者個々の経血量を正確に把握することは難しいため、通常は問診内容に基づいて判断されることが多く、経血量の基準は厳密ではありません。
診断の際には、「月経血に血の塊が混じる」「昼でも夜用のナプキンが必要になる」など、日常的な症状が助けとなります。また、貧血を合併することも多いため、貧血の有無が診断に役立つことも多いです。
過多月経がみられる場合、その原因となる病気を特定するための検査が行われることがあります。子宮筋腫やがんなどの器質性疾患が疑われる場合は内診、超音波、MRI、子宮鏡検査などが、黄体機能不全などの婦人科機能性疾患が疑われる場合はホルモン検査などが行われることがあります。過多月経以外にも粘膜からの出血やあざなど、血が止まりにくくなる症状がみられる場合は血液疾患が疑われ、止血凝固機能に関する検査などを行うことがあります。
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