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インタビュー

公開日 : 2017 年 03 月 17 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

脂肪組織由来幹細胞とは再生医療の分野でES細胞やiPS細胞と同じくらい注目されている

全身にくまなく分布する脂肪は再生医療を身近なものにする可能性を秘めているため、国内外の研究者や企業が注目していることをご存知でしょうか。

清水雄介先生は2年前に琉球大学医学部附属病院形成外科特命教授・診療科長として就任されて以来、脂肪組織由来幹細胞の研究を続けてこられました。

清水先生が研究されている脂肪組織由来幹細胞とは、一体どのようなものなのでしょうか。そして脂肪組織由来幹細胞は、ES細胞やiPS細胞とどのような点が違うのでしょうか。本記事では清水先生に脂肪組織由来幹細胞の特徴と将来性につい手教えて頂きました。

再生医療で活躍する幹細胞とはどのような存在?

細胞は幹細胞によって作られる

幹細胞の種類

ヒトの体は約60兆個の細胞で作られています。全身の細胞を構成するモトともいえる存在が幹細胞で、再生医療はこの幹細胞を使用します。

幹細胞の特徴①自己複製能

幹細胞は自己複製能力と呼ばれる、細胞のコピー(複製)を作成できる能力を持っています。この自己複製能によって作成した細胞は、元の細胞と同じ構成・機能を持ちます。

幹細胞の特徴②多分化能

多分化とは、あらゆる細胞がそれぞれ異なった性質のものに分かれていく能力のことです。この能力は、皮膚や血液をはじめ各種臓器を作り出すのに欠かせません。

脂肪組織由来幹細胞は間葉系幹細胞の種類のひとつ

脂肪幹細胞の種類

再生医療への導入を目指して研究が進んでいる脂肪組織由来幹細胞は体性幹細胞に分類されます。

体性幹細胞とは生体内で常に活動している幹細胞のことです。血液を作る造血幹細胞、神経細胞を作る神経幹細胞、骨や軟骨、脂肪、神経を作る間葉系幹細胞など沢山の種類があり、脂肪組織由来幹細胞はこのうち間葉系幹細胞に属しています。

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