くろーんびょう

クローン病

最終更新日:
2020年08月18日
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2020/08/18
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

症状などからクローン病が疑われるときは次のような検査が行われます。

血液検査

クローン病では小腸や大腸などに炎症が生じ、病変部からはじわじわと出血が生じるため貧血が引き起こされます。そのため、クローン病が疑われるときは体内の炎症や貧血の程度などを調べるために血液検査を行うのが一般的です。

また、クローン病と似た症状を引き起こす大腸がんなどとの鑑別を行うために、腫瘍(しゅよう)マーカーの有無を調べることもあります。

便検査

クローン病では小腸や大腸に形成された潰瘍などから出血が生じます。血便が生じることが多いため、便潜血検査(便の中に血液が含まれているか調べる検査)を行うことがあります。

また、腹痛や下痢、血便といった症状は、腸管出血性大腸菌感染症をはじめとした感染性胃腸炎でも生じることがあるため、便の中に病原性を有する細菌が含まれていないかを調べる検査を行うこともあります。

画像検査

小腸や大腸などの状態を調べるために画像検査を行います。具体的にはX線検査(レントゲン検査)やCT検査などを行うこともありますが、大腸の内部を詳しく観察するために内視鏡検査を行うことが一般的です。また、クローン病の確定診断のためには内視鏡検査で病変部の一部を採取し、顕微鏡で組織の状態を詳しく調べる病理検査を行う必要があります。

そのほか、内視鏡検査で観察することができない小腸に病変があることが疑われるときは、カプセル型の内視鏡を用いることがあります。

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