たはつせいないぶんぴせんしゅしょう

多発性内分泌腺腫症

最終更新日:
2018年09月12日
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2018/09/12
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症状

多発性内分泌腺腫症では、複数の臓器に異常がみられます。

1型

副甲状腺の異常に関連してカルシウムのバランスが崩れ、腎結石や胃十二指腸潰瘍、疲れやすさ、便秘、骨折などさまざまな症状が現れます。

また、下垂体と呼ばれる脳の一部が異常を示すことから、顔貌(がんぼう)(顔つき)の変化や肥満、月経不順や不妊、高血圧糖尿病などの症状・病態が引き起こされることがあります。

高血圧や糖尿病が持続し、脳血管障害虚血性心疾患を生じることもあります。さらに、膵臓の異常が出現し、胃潰瘍低血糖などの病態が生じます。

2型

副甲状腺に異常を示すこともありますが、副腎や甲状腺にも異常を伴うことが特徴です。副腎に異常が生じることで、過剰な高血圧、冷や汗、頭痛などが引き起こされます。

甲状腺の障害としては、髄様がんと呼ばれるタイプの悪性腫瘍が発症することがあります。

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