原因
食べ物が消化吸収されると血糖値が上昇しますが、膵臓から分泌されるインスリンとよばれるホルモンによって血糖値は低下します。
妊娠後半期(妊娠20週以降)に生じるインスリンの効きが悪くなる主な原因は、胎盤から分泌されるホルモンだと考えられています。妊娠すると、胎盤からインスリンのはたらきを抑えるホルモンが分泌されるので、インスリンが効きづらくなり血糖値が上昇しやすくなります。
何らかの原因でインスリンの効きが悪くなったり、インスリンの分泌が不十分になったりするのに加えて妊娠後半期に生じる生理的なインスリンの効きが悪い状態になると血糖値のコントロールがうまくできなくなり、血糖値が高くなります。
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