症状
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が生じ、粘膜が荒れてびらんや潰瘍などの病変が形成されるようになる病気です。そのため、発症すると下痢や血便、おなかの痛みなどの症状を引き起こします。また、重症化すると発熱や体重減少などの全身症状を引き起こし、粘膜からの出血が続くと貧血に陥ってめまいや動悸、息切れなどの症状が現れるようになります。
潰瘍性大腸炎では、これらの症状がいったんよくなっても再発を繰り返すことが多く、さらに急激に強い症状が現れて大腸の壁に穴が開くなど命に関わるような症状を引き起こすこともあります。
なお、潰瘍性大腸炎は大腸以外の部位に大きな症状を引き起こすことは少ないとされていますが、中には発疹、関節や目の炎症などまったく別の部位にも症状を引き起こすことがあるとされています。さらに、発症してから7~8年以上経過すると、大腸がんを併発するケースも増えることが分かっています。
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