原因
緑内障は、さまざまな原因で視神経が圧迫、障害されることで発症しますが、多くの場合“眼圧が上がる、高い”ことが発症と進行に深く関係しています。眼の中は房水と呼ばれる液体で満たされていますが、この房水の排出がうまくいかない原因により、主に“開放隅角緑内障”と“閉塞隅角緑内障”の2つのタイプの緑内障に分けられます。
開放隅角緑内障
開放隅角緑内障は、線維柱帯という部分が目詰まりして房水の排出がうまくいかずに眼圧が上昇してしまいます。また、正常眼圧緑内障では、眼圧が正常範囲内であるにもかかわらず視神経が障害されてしまいます。正常眼圧緑内障の場合、近視や高齢、視神経乳頭の出血、酸化ストレス、循環障害などが発症に影響しているといわれています。
閉塞隅角緑内障
閉塞隅角緑内障では、隅角という部分が狭くなったり閉じたりすることで房水が流出できなくなり、眼圧が上がります。
その他
そのほかの種類の緑内障として、ほかの病気の影響や薬の副作用により眼圧が上がってしまう“続発緑内障”や、隅角に生まれつきの構造異常があり眼圧が上昇することで発症する“小児緑内障”があります。
医師の方へ
緑内障について
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