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腰椎椎間板ヘルニア

最終更新日:
2024年09月27日
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2024/09/27
更新しました
2022/09/27
更新しました
2017/04/25
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治療

腰椎椎間板ヘルニアの治療は、症状の程度や患者の状態に応じて段階的に行われます。一般的に、保存的治療から始まり、必要に応じて椎間板内酵素注入療法や手術療法が行われます。

保存的治療

通常、まず保存療法から治療が開始されます。これは腰椎椎間板ヘルニアが自然に回復することも多いためです。保存療法には以下のような方法があります。

安静

過度の活動を控え、腰部への負担を軽減します。

装具療法

コルセットなどの装具を使用して腰部を固定し、椎間板にかかる負担を軽減します。

薬物療法

非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)や筋弛緩薬、ビタミンBなどを使用して、痛みや炎症、しびれを緩和します。痛みやしびれが強い場合は神経障害性疼痛に適応があるプレガバリン、ミロガバリンが有効です。

理学療法

痛みが落ち着いた後、温熱療法、低周波治療、ストレッチ、筋力トレーニングなどが行われます。

神経ブロック療法

薬物療法で効果が不十分な場合や、痛みが強い場合に検討されます。痛みの原因となっている神経の周囲に局所麻酔薬を注射し、症状を軽減します。仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロックがあります。

椎間板内酵素注入療法

比較的新しい治療法で、保存的治療と手術療法の中間的な位置づけです。ヘルニアのある椎間板にコンドリアーゼという多糖分解酵素を直接注入し、ヘルニアを縮小させます。これにより神経への圧迫が改善し、痛みやしびれが軽減されます。この治療法は、従来の手術に比べて体への負担が少なく、回復が早いというメリットがあります。また、局所麻酔で行えるため手術と比較して入院期間も短期間です。ただし、適応となるヘルニアの種類や、実施可能な医療機関には制限があります。

手術療法

手術によってヘルニアを切除し、神経の圧迫を取り除く治療法です。主に腰部の皮膚を切開し、顕微鏡や内視鏡を使用して椎間板まで到達し、直接ヘルニアを除去します。3か月以上症状が続く場合や、筋力低下、排尿・排便障害などの強い神経症状がある場合に検討されます。

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