けっかんせいにんちしょう

血管性認知症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

血管性認知症で障害を受けた脳の神経細胞を回復させることは出来ません。したがって、治療の基本は、脳卒中の再発予防と、認知機能に応じた対症療法が中心になります。時に、アルツハイマー型認知症の治療薬である「コリンエステラーゼ阻害薬」や「NMDA受容体拮抗薬」などが処方されることもあります。脳卒中再発予防には、生活習慣病に対するアプローチが必要になります。動脈硬化を進行させうる糖尿病高血圧などに対する治療は重要です。脳卒中予防を目的として抗血小板薬や抗凝固薬など、血液をサラサラにする薬物療法も有効です。

また、認知症症状に対してのリハビリテーションも重要であり、各分野の医療従事者の関与や地域連携の観点も必要不可欠です。もし興奮や妄想、抑うつなどの症状が強い場合には、症状に対処するための内服薬(例えば、クエチアピンやオランザピン、ニセルゴリンなど)の使用を検討することもあります。

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