症状
妊娠経過中には、さまざまな症状が出現する可能性があります。
つわり
妊娠5~6週頃になると、食欲の低下や吐き気、嘔吐、味覚の変化などの症状が出現する場合があり、いわゆる「つわり」として認識されることがあります。
つわりの症状は一過性であり、妊娠12~16週には改善することが期待できます。しかし、なかにはつわりのために食事や水分の摂取が十分にできなくなってしまい、点滴を必要とすることもあります。
妊娠初期の流産などに伴う症状
また、妊娠初期では偶発的な流産、子宮以外の場所への受精卵の着床などが生じることがあります。これにより出血や腹痛、吐き気などの症状が出現することもあります。
胎動
妊娠20週頃にさしかかると、お腹の中の赤ちゃんの動きを胎動として感じるようになります。ぽこっと感じる程度のものからはじまり、妊娠週数が進むにつれてはっきりと動いていることがわかるようになります。
その他
妊娠期間中には、お腹が徐々に大きくなり日常生活にもだるさを感じることがあります。お腹のはり、便秘、むくみなどが生じることもあります。なかには病的な変化として、貧血や早産徴候、妊娠高血圧症候群などの病気が隠れていることもあります。
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