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【医師監修】妊娠中にできる湿疹の種類や症状、対策は?
妊娠中に皮膚のトラブルを抱える方は多く、その多くがかゆみを伴う湿疹です。ほとんど湿疹が産後、自然に消えますが、湿疹が長期間続いたり、正しいケアを行わないと色素沈着してしまうものもあります。妊娠中...
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【医師監修】妊娠中にできる湿疹の種類や症状、対策は?

公開日 2018 年 07 月 31 日 | 更新日 2018 年 07 月 31 日

【医師監修】妊娠中にできる湿疹の種類や症状、対策は?
[医師監修] メディカルノート編集部

[医師監修] メディカルノート編集部

目次

妊娠中に皮膚のトラブルを抱える方は多く、その多くがかゆみを伴う湿疹です。ほとんど湿疹が産後、自然に消えますが、湿疹が長期間続いたり、正しいケアを行わないと色素沈着してしまうものもあります。妊娠中にみられる湿疹について、紹介します。

妊娠中にできる湿疹の種類と症状

妊娠初期に現れることが多い湿疹

妊娠初期からあらわれやすい湿疹は妊娠性痒疹です。妊娠性痒疹は妊娠3~4か月頃に、お腹や手足にかゆみを伴う湿疹としてあらわれます。かゆみが強く、ひっかいたあとに色素沈着を残すことがあります。

2回目以降の妊娠で出現することが多く、妊娠のたびに繰り返すことが多いようです。妊娠初期に現れた妊娠性痒疹の多くは出産まで症状が続きます。

妊娠中期・後期に現れることが多い湿疹

妊娠中期以降にみられる湿疹には妊娠性皮膚搔痒症(にんしんせいひふそうようしょう)妊娠性類天疱瘡(にんしんせいるいてんぼうそうがあります。

妊娠性皮膚搔痒症

妊娠性皮膚搔痒症は赤みや湿疹がほとんどみられず、ムズムズ・チクチクした痛みやかゆみを感じます。かゆみがつよいため、かいたところがゴワゴワと厚くなる苔癬化(たいせんか)することがあります。

妊娠性類天疱瘡

妊娠性類天疱瘡は妊娠中期もしくは妊娠後期にみられることが多い湿疹ですが、それより早くあらわれたり、分娩直後に生じたりすることもあります。妊娠性類天疱瘡の発疹は平またはやや盛り上がった赤い点として始まり、最初はしばしばへその周りに出現します。その後、水疱がでて発疹がひろがります。発疹はとてもつよいかゆみを伴います。

この発疹は一般的に分娩直後に悪化しますが、そのほとんどは数週間から数ヶ月で改善されます。

妊娠性搔痒性蕁麻疹様丘疹(PUPPP)

妊娠後期にできる湿疹にPUPPP(妊娠性搔痒性蕁麻疹様丘疹(にんしんせいそうようせいじんましんようきゅうしん))があります。PUPPPはPruritic Urticarial Papules and Plaques of Pregnancy(妊娠性搔痒性蕁麻疹様丘疹)の略ですが、そのまま略語PUPPPと呼ばれます。PUPPPの初発は2/3が初産婦、1/3は経産婦とされています。

PUPPPでは、妊娠後期から分娩後1週間以内にお腹、お尻周辺、手足に強いかゆみを伴う蕁麻疹のような赤い湿疹やポツポツが出現します。紅斑がひとつにまとまって大きくなることもあります。炎症が悪化すると水ぶくれのようになることがあります。

妊娠中に湿疹が生じる原因は?

ホルモンバランスの乱れや自己免疫反応などが考えられるが原因不明のことも

妊娠性痒疹の原因はまだ明らかになっていませんが、妊娠中に増えるプロゲステロンというホルモンが肌荒れを引き起こす可能性が示されています。プロゲステロンの分泌が増えると肌が乾燥し、敏感になるため肌荒れが起きやすくなります。

妊娠性類天疱瘡は、異常な抗体が自分の体の組織を攻撃してしまうためにおきます。正常な抗体は外からの病原菌を排除するために働きますが、この病気では抗体が自分の体を攻撃してしまう自己免疫反応がおき、これによって発症します。

PUPPPは原因不明であり、全体的な頻度は妊娠の1/160~300です。2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠する多胎妊娠ではリスクが8~12倍になるとされています。

妊娠中の湿疹の対策

肌を清潔に保ち、乾燥を防ぐ

妊娠に関連してみられる湿疹では、肌を清潔にする、乾燥を防ぐことが大切です。保湿ケアで皮膚の乾燥を防ぐことは肌荒れ対策として有効でしょう。

湿疹で、皮膚の乾燥やジュクジュクが強いときにはステロイド外用薬が使用されることもあります。かゆみが強くて眠れないようなときには、赤ちゃんへの影響が少ない抗ヒスタミン薬が処方されます。

「メディカルノート編集部」の記事も、医師監修のもと提供させていただいております。

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