しょうにねふろーぜしょうこうぐん

小児ネフローゼ症候群

最終更新日:
2020年10月05日
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2020/10/05
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原因

ネフローゼ症候群はその原因から、3つに分類されます。

  1.  真の原因が不明である“特発性(原発性)ネフローゼ症候群”
     
  2.  糸球体腎炎IgA腎症紫斑病性腎炎、膜性腎症、ループス腎炎など)などの腎臓の病気により、たんぱく尿、血尿、身体のむくみ、高血圧などを呈する“続発性(二次性)ネフローゼ症候群”
     
  3.  生まれつき遺伝子に異常があって、生まれた直後や乳幼児期にたんぱく尿が出現し、やがて腎不全になることが多い“先天性/遺伝性ネフローゼ症候群”(極めてまれ)。

原因が何であれ、ネフローゼ症候群で見られる“たんぱく尿”は、腎臓の障害により引き起こされています。腎臓は血液中の老廃物や余分な水分、イオンをろ過して、体外(尿)に捨てるはたらきを持っています。これは、腎臓内の “糸球体”と呼ばれる部位が、血液をろ過して尿を作ることによって担われています。たんぱく質は生命の維持に重要な物質であるため、正常の糸球体においては、たんぱく質は尿中に漏れ出ない仕組みがあります。しかしネフローゼ症候群では、糸球体の細胞や構造に異常が生じ、たんぱく質が血管から尿に漏れ出てしまい、血液中のたんぱく質が低下してしまうのです。

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