症状
月経困難症は生理開始1~3日前から開始後2~3日の間に非常に強い下腹部痛が生じるのが特徴です。もっとも痛みが強くなるのは月経開始から24時間とされていますが、痛みのピークや継続期間には個人差が少なくありません。
また、月経痛だけではなく、頭痛や腰痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などを伴うこともあります。重症な場合は日常生活を送ることが困難になることもあり、生理痛に対するネガティブな感情がさらに月経痛を悪化させるというケースもあると考えられています。
一方で、機能性月経困難症の症状は年齢を重ねること、妊娠・出産を経ることによって改善していく傾向にあるのが特徴です。
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