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過食症
過食症とは、心理的な原因を抱えることから食事をとらずにはいられない状態を指します。大量に食事を摂取しますが、摂食したものを後に吐くといった過食に対しての代償行為があり、体重増加を防いでいます。過...
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過食症かしょくしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

過食症とは、心理的な原因を抱えることから食事をとらずにはいられない状態を指します。大量に食事を摂取しますが、摂食したものを後に吐くといった過食に対しての代償行為があり、体重増加を防いでいます。過食症は神経性過食症とも呼ばれ、神経性食欲不振症とともに摂食障害の一種類として分類されています。神経性過食症は神経性食欲不振症と表裏一体であり、同じ方でも両方の病態を示すことも稀ではありません。過食症は、ストレスをきっかけとして発症することが多く、男女関係、職場の対人関係などが誘因となります。

先進国における過食症の患者さんは、思春期~青年期女性の間でおおよそ4%と報告されており、神経性食欲不振症よりも多い数字となっています。ただし、医療機関に来る神経性過食症患者さんは少ないです。

過食症は神経性食欲不振症と比較して死亡に至るリスクは低いですが、嘔吐からの誤嚥性肺炎、電解質異常からの心不全などを発症することもあります。ストレスに対処するためには本人のみの努力ではなく、家族や周囲の環境を含めての治療介入がポイントとなる疾患です。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000001-WHMLXG

原因

過食症は、社会的要因・文化的要因・心理的要因・家族、家庭環境・生物学的要因など、様々な要因が複雑に関与しています。具体的にはストレスを原因として過食症が発生することが多く、男女関係や仕事における問題をきっかけとして過食症を発症します。ストレスを抱えるとことで何かしらのストレス解消方法を求めるようになり、それがむちゃ食い、過食という行為につながることになります。

また、ある種の鬱で過食症を合併する患者さんもいます。例えば、非定型うつ病の方(対人過敏性・過眠・著しい倦怠感・過食などを症状とする)や、発達障害を持っている方が過食症を併発することも珍しくありません。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000001-WHMLXG

症状

過食症の発症様式として神経性過食症は大きく分けて、神経性過食症から突然始まる患者さんと、神経性食欲不振症から移行してきた患者さんの2パターンがあります。

いずれの場合でも、食事を必要以上にむちゃ食いをしてしまうことになります。短時間のうちに大量の食べ物を食べることになりますが、それを解消するための絶食・食事制限・自己誘発性嘔吐・器具を用いた嘔吐・下剤の乱用などといった排出行為をおこなうこともあります。

こうした異常な食事摂取や排泄行為を反復することに対しての病識もあり、「どうしてこんなことをしてしまったのだろう」という自己嫌悪を生じることもあります。病識がはっきりしている点は、同じく摂食障害に分類される神経性食欲不振症と比べて大きな違いであると言えます。

また、過食嘔吐を長年にわたってし続けると、低カリウム血症や慢性腎不全、肝不全、急性腎不全など生命の危険を脅かすような合併症をきたしてしまう場合もあります。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000004-LTWHEY

 

検査・診断

過食症の診断では、食事摂取やそれ対しての代償行為を確認することが重要です。ある一定の時間だけ自分の食行動が制御できず、体重増加を回避するための自己嘔吐などの代償行為がみられ、それを振り返って落ち込むといった状況がある程度反復している時に、過食症の診断がなされます。

過食症では、むちゃ食いに関連した生活習慣病の発症や、肝機能障害や腎機能障害、電解質異常を伴うこともあります。こうした身体的な合併症を伴っていないかどうかを確認するために、血液検査で各種評価を行うこともあります。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000004-LTWHEY

治療

拒食症の治療では、対人関係を中心とする生活環境の問題を扱い、同時に認知行動療法的アプローチもとられます。過食症の患者さんは、男女関係や職場におけるストレスなどが原因になり、ストレスに対処する方法として過食を起こしていることが多いです。そのため、過食・嘔吐の背後にある不適切な食事習慣や対人関係上の問題など、病状発症の根源に対してひとつひとつ具体的に明らかにしつつ対処することで治療を進めることになります。

また、過食症の治療においては、家族への治療者からの援助も大切です。両親に対する治療者からの心理的な支えは、長期的な観点からも重要なポイントです。また神経性過食症では自助グループなど集団療法の活用も有効とされます。

過食症の経過中には、身体的な問題を抱えることもあります。例えば大きな電解質異常を抱える場合には心不全を発症するリスクもありますので、点滴治療も行われることがあります。さらに、抑うつ気分が強くなることに関連して、自殺が懸念される状況もあるため、患者さんの生命保護の観点から入院適応となることもあります。

過食症は、神経性食欲不振症よりも完治を目指すことが難しい疾患であると考えられています。過食による症状を緩和しつつ病気の寛解状況が保てるよう、見守りの姿勢で対処することが重要です。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000005-FJDECC

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