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子どもの風邪(1歳以上)の予防と、風邪との上手な付き合い方
風邪は多くの子どもや大人がかかりますが、これをやれば確実に予防できるといった方法、たちどころに治す薬はありません。子どもが日々生活しているとどうしても風邪はひいてしまいます。そのため、子どもの風...
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子どもの風邪(1歳以上)の予防と、風邪との上手な付き合い方

公開日 2017 年 11 月 25 日 | 更新日 2017 年 11 月 28 日

子どもの風邪(1歳以上)の予防と、風邪との上手な付き合い方
村井 健美 先生

東京都立小児総合医療センター 小児科

村井 健美 先生

堀越 裕歩 先生

東京都立小児総合医療センター からだの専門診療部(内科系) 感染症科 医長

堀越 裕歩 [監修]

風邪は多くの子どもや大人がかかりますが、これをやれば確実に予防できるといった方法、たちどころに治す薬はありません。子どもが日々生活しているとどうしても風邪はひいてしまいます。そのため、子どもの風邪といかにうまく付き合っていくかは重要な課題になります。

子どもの風邪予防に有効な方法、また、風邪と上手に付き合っていくにはどうすればよいのか。今回は東京都立小児総合医療センターの村井健美先生に1歳以上の子どもの風邪について解説していただきます。

子どもの風邪(かぜ)そもそもなぜ風邪をひくのか

風邪の原因はウイルスへの感染です。風邪を起こすウイルスはたくさんあり、何度もかかります。ウイルスは、細菌と異なり、抗生物質(抗菌薬)が効かず、細菌よりも非常に小さい微生物です。子どもの生まれつきの感染症に対する免疫力(抵抗力)は弱く、大人に比べて感染しやすいです。同世代の子どもとの接触も多いために風邪にかかる機会も多くなります。人間は生活のなかで感染症にかかり、そのことで多くの免疫という感染への抵抗力を獲得していきます。そういう意味では、風邪をひくことは一概に悪いことだと言えないのかもしれません。

1歳以上の子どもの場合、風邪の主な予防法は次のとおりです。

手洗い

風邪の予防に1番効果的な方法は手洗いで、固形や液体などの石鹸を使って丁寧に洗うことが重要です。風邪をひくのは冬だけはありません。風邪が流行しがちな季節だけでなく、毎日の習慣として丁寧に手洗いをするようにしましょう。

うがいは効果があまりない?

風邪の予防でよく挙げられる「うがい」ですが、実はこれには風邪の予防となる科学的な根拠は乏しいです。

集団生活では風邪になることを受け入れる

子どもが集団で遊んでいる

風邪をひかないための1番の方法は人との接触を少なくすることです。しかし、風邪をおそれるあまり、集団生活を避けることは難しく、現実的ではありません。保育園や幼稚園に入園した場合、「どんな対策をしても風邪はひいてしまうもの」と考え、風邪と上手に付き合っていくことが望ましいでしょう。

集団生活では鼻水やせきは通年

保育園や幼稚園であれば風邪の流行する季節だけでなく通年にわたり、鼻水が出ている子、咳をしている子がいるものです。子どもの咳や鼻水を防ぐことは難しく、保護者の方が自分の子どもを風邪の子どもから隔離することは、現実的には不可能でしょう。集団生活そのものは、お子さんの社会性をはぐくむ上でも成長過程で大事なことです。重要なことは日常生活で出来る予防を心がけることです。

風邪はなぜ冬に流行する?

風邪がなぜ冬に流行するかは、実はまだ詳しくわかっていません。冬は寒く、乾燥しがちで室内で密集していることが多いので周りにうつりやすいのではないかといわれています。

 

子ども・乳児の風邪(村井 健美 先生 / 堀越 裕歩 先生)の連載記事

2016年より東京都立小児総合医療センターに入局。東京都立小児総合医療センター感染症科で小児感染症を専門とし、皆が納得のいく感染症診療を行うように日々尽力している。

小児患児に感染症が多いにも関わらず、それぞれの診療科が独自に感染症診療を行うという小児医療の現状を変えるべく、2008年トロント大学トロント小児病院感染症科に赴任。感染症症例が一挙に集約される世界屈指の現場において多くの臨床経験を積むとともに、感染症専門科による他診療科へのコンサルテーションシステム(診断・助言・指導を行う仕組み)を学ぶ。2010年帰国後、東京都立小児総合センターに小児感染症科設立。立ち上げ当初、年間200件~300件だったコンサルタント件数は現在1200件を超える。圧倒的臨床経験数を誇る小児感染症の専門家がコンサルタントを行うシステムは、より適正で質の高い小児診療を可能にしている。現在は後進育成にも力を注ぐ。

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