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くも膜下出血の症状

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2018/09/19

2018 年 09 月 19 日
更新しました
2018 年 06 月 29 日
掲載しました
くも膜下出血の症状
島野 裕史 先生

医療法人春秋会城山病院 脳・脊髄・神経センター

島野 裕史 先生

目次
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くも膜下出血とは、おもに脳の血管にできた(こぶ)が破裂して起こる病気です。くも膜下出血を発症すると、「ハンマーやバットで殴られたような」激しい頭痛とともに、意識障害が起こることが多いとされています。くも膜下出血の症状について、医療法人春秋会 城山病院の島野裕史(しまの ひろし)先生にお話を伺いました。

くも膜下出血の症状

おもに非常に激しい頭痛・意識障害が起こる

くも膜下出血には、以下の症状があります。

  • 非常に激しい頭痛
  • 意識障害(意識が朦朧とする、意識を失うなど)
  • 嘔吐、めまい

くも膜下出血の症状

非常に激しい頭痛

くも膜下腔への出血が生じると、くも膜の外側にある硬膜が圧迫されることで非常に激しい頭痛が起こります。この頭痛は非常に激しい痛みを伴い、通常の頭痛と明らかに異なるとされています。

【くも膜下出血で起こる頭痛の特徴】

  • 突然に起こる
  • 「バットで殴られたような」非常に激しい痛み
  • 頭全体(頭の深部)で痛みを感じる
  • 意識障害を伴うことがある

意識障害

くも膜下出血では、非常に激しい頭痛とともに、意識を失うなどの意識障害が起こることがあります。出血の度合いによって、意識障害の重症度は異なります。出血が少量の場合には、意識障害がなく頭痛だけが起こるケースもあります。

嘔吐、めまい

くも膜下腔への出血が多量の場合、急激に頭蓋内圧が上昇(頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん))することで、嘔吐めまいなどが起こりえます。

くも膜下出血に前兆はあるの?

前兆なく脳動脈瘤が破裂し、突然症状が起こることが多い

脳動脈瘤があるだけでは、特別な状況を除いてほとんど症状が起こりません。多くの場合、脳動脈瘤が突然に破裂して初めて激しい頭痛や意識障害などの症状が起こります。

しかし、ケースによっては、警告出血による軽度の頭痛や、内頚動脈の近くにできた動脈瘤によって目の症状は前兆として現れる可能性があります。

(1)警告出血による頭痛

くも膜下腔への微小の出血(警告出血)によって、頭痛が起こることがあります。しかし、「いつもよりひどい頭痛」「風邪の症状」などと間違った解釈で見過ごされてしまうこともあります。くも膜下出血を早期に発見するために、このようなケースは回避せねばなりません。

警告出血は、その後急激に症状が現れるリスクをはらんでいます。いつもと違う頭痛だと感じたときには、すぐに病院の脳神経外科を受診してください。

(2)内頚動脈に発生した動脈瘤による目の症状

内頚動脈(ないけいどうみゃく)という血管に動脈瘤が発生し、動眼神経(眼球運動にかかわる神経)が圧迫された場合、以下のような目の異常が起こることがあります。

  • ものが二重にみえる
  • 瞼が下がる

など

動眼神経の症状を伴う内頚動脈に発生した動脈瘤は、破裂しやすく、危険度が高いとされています。そのため、瞼が下がる、ものが二重にみえるといった目の症状が現れたときには、すぐに病院を受診しましょう。このような状況は「待ったなし」です。