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心臓病と闘う会「心臓リハビリテーションハイキング」2018年春

心臓病と闘う会「心臓リハビリテーションハイキング」2018年春
沼田 裕一 先生

横須賀市立うわまち病院 病院管理者、公益社団法人 地域医療振興協会 副理事長

沼田 裕一 先生

目次
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 横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会では、心臓病の患者さんが積極的に運動に親しみ、生活を改善し、心疾患(心臓病)を克服することを目的として、さまざまな活動を行なっています。2018年5月26日(土)には、「心臓リハビリテーションハイキング」が開催されました。本記事では、当日の様子をレポートします。

 

心臓病と闘う会についてお問い合わせは、横須賀市立うわまち病院HP

横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会の他イベントについては以下をご覧ください。

記事1:2018年5月12日(土)心臓リハビリテーション教室

記事3:2018年5月27日(日)スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ

心臓リハビリテーションハイキングについて

 横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会では、2018年5月26日(土)に「心臓リハビリテーションハイキング」を開催し、総勢29名の方が参加されました。参加者の多くは心臓病の患者さんやそのご家族で、年齢層は60〜80代です。

 心臓リハビリテーション(以下、心臓リハビリ)において、運動療法は大切な要素のひとつです。当会では、今回のハイキングやゴルフなどのイベントを通して、日々の運動療法のモチベーション向上を図っています。

医師やコメディカルなどが医療面をサポート

 横須賀市立うわまち病院からは、リハビリテーション科の職員、医師、コメディカル(医療従事者)を含めて15名のスタッフが参加し、医療面のサポートを行います。また、1台のドクターカーが緊急時に備え待機します。

スタッフと患者さん

ドクターカー

ハイキング参加者の受付

 ハイキングの参加者は、朝早くから神奈川県三浦市にある飯盛仲田公園に集合しました。到着された方から、順次受付を済ませます。

受付の様子

メディカルチェックでは問診、血圧測定などを行う

 運動の前後には「メディカルチェック」を行います。運動前のメディカルチェックでは、問診や血圧測定を行い、運動できる体調であるかを確認します。

メディカルチェック

メディカルチェック

開会式:岩澤孝昌先生からのご挨拶

 開会式では、横須賀市立うわまち病院循環器科 部長の岩澤孝昌先生より開式の挨拶が行われました。

 「おはようございます。前回の心臓リハビリテーション教室でもお話ししましたが、人間の体は急激な気候変動に影響を受けやすいです。これからの季節は気温の変化も大きく、また、夏に向けて熱中症にも注意が必要になってきます。ぜひご自身の体調をチェックしながら、心臓リハビリを続けていただきたいと思います。」

岩澤先生開会の挨拶

 「参加者のみなさんには、これまでに心臓の病気を経験された方も多いでしょう。当教室の目的は、心臓病の再発を予防して、健康な生活を送ることです。日本人は徐々に長生きになり、2050年には女性の平均寿命は90年を超える見込みです。みなさんがこれから先も、自分で立って歩き、自分で食事できる生活を送れるよう、私たちは全力でサポートしていきます。今日はとにかく安全体制で、自分のペースを保ちながら、ハイキングを楽しみましょう。」

開会式

準備体操でウォーミングアップ

 ハイキングを開始する前には、準備体操を行いました。記事1でご説明したように、高齢者の場合は運動時に転倒しやすいため、運動前のウォーミングアップは非常に重要です。

準備体操

いよいよハイキングへ出発。ソレイユの丘を目指す

 ウォーミングアップが完了したら、神奈川県横須賀市にある「ソレイユの丘」を目指してハイキングに出発です。

出発

 この日の気温は、最高26℃、最低20℃と比較的過ごしやすい陽気でした。参加者は歩きやすい服装と帽子を着用し、安全にハイキングを楽しんでいました。

ハイキング中

 参加された方々と横須賀市立うわまち病院のスタッフは、生活にまつわる些細な質問から医療のことまで、気軽に会話をしながら、和気あいあいと過ごしました。

スタッフと患者さん

ハイキング

途中休憩。今回からは市のサポートで体育館を使えるように

 ハイキングの途中、休憩時間を設けました。これまではコンビエンスストアで休憩をしていましたが、今回からは地域のサポートがあり、市の体育館を使うことができました。

休憩

 岩澤孝昌先生と参加者の方々も、活発に会話をしながら楽しんでいます。

会話中

目的地、ソレイユの丘に到着。メディカルチェックを行う

 出発からおよそ2時間後、ゴール地点であるソレイユの丘に到着しました。到着した方から順に、運動後のメディカルチェックを行います。メディカルチェックの内容は、運動前と同じく問診と血圧測定による体調の確認です。

終わりのメディカルチェック

終わりのメディカルチェック

運動後のクールダウン

 全員が集合したのち、整理体操でクールダウンを行います。

整理体操

閉会式 岩澤孝昌先生からのご挨拶

 閉会式では、岩澤先生より閉会の挨拶が行われました。

閉会式

 「おつかれさまでした。みなさんのおかげで、今回も無事にハイキングを終えることができました。実は、当院のリハビリスタッフが今日のハイキングコースを事前に下見をして、安全性などを確認しました。今回は地域の方々のサポートもあり、市の体育館で途中休憩を行うことができました。このように、たくさんの方々の支援があり、当教室を継続できていることに感謝します。みなさん本当にありがとうございました。」

管理栄養士による栄養指導

 閉会式のあとには、管理栄養士の関さんより、栄養指導の時間が設けられました。

 「みなさん、体調は大丈夫でしょうか。今回は、食塩量についてのお話をします。ご自宅では、軽量スプーンなどを使って塩の量を確認すると思います。しかし、外食するときやスーパーなどで買い物するときには、食塩量がわかりにくいという声をお聞きします。

 近年、ファミリーレストランなどでは、メニューに食塩量が記載されていることが増えました。また、お弁当などは商品の裏側や側面に栄養成分表示が載っています。このような表示をみると、食塩量を確認することができます。」

栄養指導

 「食塩は、“食塩相当量”や”塩分“で表示されることもあれば、“ナトリウム”や“Na”と書かれていることもあります。食塩とナトリウムは、実は同じものではありません。つまり、ナトリウムと書かれている場合は、それが食塩量ではないのです。

 そこで、ナトリウムの量から食塩量を計算する方法をお伝えします。ナトリウムの量に2.54を掛けて、1,000で割ると、食塩量が計算できます。1,000で割る理由は、食塩はg(グラム)、ナトリウムはmg(ミリグラム)の単位で表示されることが多いからです。もしナトリウムがg(グラム)で表示されている場合は、1,000で割る必要はありません。また、ナトリウム400mgがおよそ食塩1gに相当すると覚えておけば、外出先でも大体の計算がしやすいのでおすすめです。」

栄養指導

 「2015年4月に、原則として、栄養成分表示においてナトリウム表示ではなく食塩相当量を表示することが義務付けられました。現在は移行期間中ですが、今後はもっと食塩量を把握しやすくなるはずです。また、ファミリーレストランのメニューに栄養成分表示が見当たらない場合は、お店のホームページなどを調べてみると、掲載されていることがあります。興味がある方は、ぜひご確認ください。また、栄養のことで気になることがあれば、お気軽にご質問いただければと思います。」

集合写真の撮影

 最後には、ソレイユの丘で集合写真を撮影しました。

集合写真

 大勢の方が参加した「心臓リハビリテーションハイキング」は、このようにして無事に終了しました。横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会では、ハイキングのほかにも心臓リハビリ教室やゴルフイベントなど、さまざまな取り組みを行っています。

 

横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会の他イベントについては以下をご覧ください。

記事1:2018年5月12日(土)心臓リハビリテーション教室

記事3:2018年5月27日(日)スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ

心臓病と闘う会についてお問い合わせは、横須賀市立うわまち病院HP