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心臓病と闘う会「スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ」2018年秋

 心臓病と闘う会「スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ」2018年秋
沼田 裕一 先生

横須賀市立うわまち病院 病院管理者、公益社団法人 地域医療振興協会 副理事長

沼田 裕一 先生

目次
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この記事の最終更新は2019年03月18日です。

横須賀市立うわまち病院「心臓病と闘う会」では、心疾患(心臓病)の患者さんが運動を楽しみながら自分の病気を克服することを目的として、ハイキングやゴルフ、水泳などを用いた心臓リハビリテーションを定期的に開催しています。2018年10月28日(日)、葉山国際カンツリー倶楽部(神奈川県三浦郡葉山町)にて、「第6回うわまち病院スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ」が開催されました。盛況のうちに幕を閉じた2018年5月27日(日)開催の「第5回うわまち病院スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ」に引き続き、今回もその様子をレポートします。

 

※心臓病と闘う会についてのお問い合わせは、横須賀市立うわまち病院HP

※前回の様子はこちらの記事をご覧ください。

2018年5月27日(日)スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ

※心臓病と闘う会の他イベントについては以下をご覧ください。

2018年5月12日(土)心臓リハビリテーション教室

2018年5月26日(土)心臓リハビリテーションハイキング

心臓リハビリテーションとは、心筋梗塞狭心症などの心臓病を患う、または心臓手術後の患者さんが、再発・再入院防止や体力回復、QOL改善などを目的に行う総合的なリハビリテーションプログラムのことです。心臓リハビリテーションには、運動療法、学習活動、生活指導、カウンセリングなどさまざまな方法があります。

当会が定期的に開催するスポーツ心臓リハビリテーションゴルフは、運動療法の一環として血管機能の改善や体力の向上を目指すだけではなく、併せて、心臓に障害を抱えていてもスポーツを楽しめるのだという感覚を持っていただくことも期待しています。

2018年10月28日(日)、神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部にて、当会主催の「第6回うわまち病院スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ」を開催しました。

当イベントには、横須賀市立うわまち病院の医師・職員・コメディカルスタッフ、地域の診療所の先生方、医師会からの医師も参加します。医療従事者が常に患者さんのそばにいることで、患者さんが安全にゴルフを楽しめるような体制を整えています。

午前8時15分、受付とメディカルチェック(問診票記入、血圧・体重測定)を終えた参加者の方々が2階パーティールームに集合し、第6回うわまち病院スポーツ心臓リハビリテーションゴルフ開会式が始まりました。

開会式の様子

開会式 様子

開会挨拶は、横須賀市立うわまち病院管理者兼院長の沼田裕一先生です。

「横須賀市立うわまち病院管理者の沼田です。本日は、ご多忙の中、多数の出席を賜り、誠にありがとうございます。

私には、〈スポーツ〉として患者さんが楽しめるものを心臓リハビリテーションに取り入れたいという思いがありました。そこで、より〈楽しんで〉プレーできるゴルフに着目し、2015年よりスポーツ心臓リハビリテーションゴルフを定期開催しています。

実際にやってみるとわかるのですが、ゴルフは奥が深いスポーツです。心臓病の方が再びスポーツを始めるまでには、さまざまな不安があるとは思うのですが、いざゴルフを始めると徐々に体力がついて、その不安は体を動かす楽しみに代わります。スポーツ心臓リハビリテーションゴルフを通じて、皆さんの運動が習慣化することを期待しています。

ゴルフは運動量の変化が少なく、心臓病の方でも自分のペースで楽しく続けられるスポーツです。

もし、少しでも体調が悪くなったときは、近くにいる当院のスタッフや、参加してくださっている横須賀市医師会の先生方に気兼ねなくお声がけください。

それでは本日の大会が、皆さんにとって良いものになることを願っております。気をつけて楽しみましょう。」

沼田先生の開会の挨拶に続き、本日参加される医師会の先生方、地域の開業医の先生方、患者さん、うわまち病院スタッフの方などが、簡単な自己紹介をされました。

参加者自己紹介

参加者

参加者の自己紹介

自己紹介の後、うわまち病院循環器科部長の岩澤孝昌先生より注意事項について、総務課の安達さんより大会のルールについて、説明がありました。

本大会には、高齢者の方も楽しめるようなハンディキャップの採用や、心臓に負担をかけすぎないための特別ルールが適応されます。こうしたルール設定は、心臓リハビリテーションならではといえます。また、プレー後、高い成績を収めた方には賞品が渡されます。

そして、緊急時に使用するAEDの動作確認です。

AEDの動作確認の様子

AEDのほか、挿管セット・聴診器・バックバルブマスクが奇数組(1組・3組・5組)のカートに、薬剤がすべてのカートに乗せられました。

スポーツ心臓リハビリテーションゴルフの最中に患者さんの体調が悪くなったり、患者さんの心臓に異変が起こったりする可能性はゼロではありません。そのため、緊急時にはスタッフが即座に対応できるよう、念入りに準備がなされました。

また、こまめに水分補給をすること、呼吸困難などの症状が出た場合は速やかに近くの医師や事務局スタッフに伝えることがアナウンスされました。

しっかりと準備運動をして体をほぐしました。

準備運動

準備運動 様子

プレー開始前に、記念写真を撮影しました。

プレー前の記念撮影

準備運動で体も温まり、皆さんリラックスした表情をされていました。

いよいよプレーの始まりです。プレーは午前の部と午後の部の2回行われました。参加者は5組に分かれ、組ごとにゴルフを楽しんでいらっしゃいました。

プレーの様子

プレー様子

プレー 様子

プレー

午前の部が終了してパーティールームに戻ってきた方から順に、再びメディカルチェックを受けました。

メディカルチェック終了後は、昼食と休憩を挟み、午後の部です。

午後の部の様子

午後の部 様子

午後の部プレーの様子

1日を通して天気も良く、穏やかな気候の中、午後の部もすべての組が無事に終了しました。

3回目のメディカルチェックとシャワーを済ませた後は、懇親会を兼ねた閉会式が行われました。

岩澤孝昌先生による乾杯挨拶から、閉会式は幕を開けました。

「改めまして、本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。皆さまのおかげで、体調に気を付けながら非常に楽しくスポーツ心臓リハビリテーションゴルフを開催することができました。私自身もとても楽しくプレーさせていただきました。

それでは乾杯をしたいと思います。皆さまのますますのご健勝を祈念しまして、乾杯!」

閉会式

岩澤孝昌先生による乾杯挨拶のあとは、いよいよ優勝者の発表です。

ニアピン賞・飛び賞(今回は10位の方)、BB賞、3位賞、準優勝、優勝の順に発表されました。

表彰式

表彰式の様子

表彰式 様子

受賞者の方々には、沼田先生より表彰状と賞品が贈られました。また、参加された患者さんと開業医の先生方には、参加賞として、岩澤孝昌先生より参加証書が手渡されました。

横須賀市立うわまち病院副管理者の宮本朋幸先生の閉会挨拶をもって、第6回スポーツ心臓リハビリテーションゴルフは締めくくられました。

閉会の挨拶

「皆さま、お疲れ様でした! けがも急病もなく、無事に本大会を終えることができて嬉しく思います。「横須賀市立うわまち病院 心臓病と闘う会」は、今後も患者さんとスタッフが力を合わせて心臓病と闘うことで、よりよい患者さんと医療者の関係、ひいてはよりよい社会を作っていきたいと考えています。本日参加いただいた患者さんに拍手をお願いします。そして、来てくださった医師会の先生方にも拍手をお願いします。また、手前味噌ですが、企画・運営を手掛けた当院のスタッフにも拍手をお願いします。

第7回スポーツ心臓リハビリテーションゴルフも、今後また企画していく予定ですので、その際はぜひお越しください。ありがとうございました。皆さまへの感謝とお礼の言葉をもって、閉会の挨拶とさせていただきます。」

このようにして、賑やかに第6回スポーツ心臓リハビリテーションゴルフは閉会しました。

閉会

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