院長インタビュー

地域密着型の病院を目指すJCHO福岡ゆたか中央病院の特色と今後の展望

地域密着型の病院を目指すJCHO福岡ゆたか中央病院の特色と今後の展望
松本 髙宏 先生

独立行政法人 地域医療機能推進機構 福岡ゆたか中央病院 院長

松本 髙宏 先生

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この記事の最終更新は2019年05月13日です。

独立行政法人 地域医療機能推進機構 福岡ゆたか中央病院(以下、JCHO福岡ゆたか中央病院)は、福岡県筑豊地域の直方市に位置しています。内科や外科の診療を中心とした、地域の急性期病院としての役割を果たしてきました。その一方で、地域包括ケア病棟を開設し、地域の方々や患者さんが住み慣れたこの地域で暮らし続けられるように支援も行っています。地域の方々や患者さんにより密着した医療を提供する、JCHO福岡ゆたか中央病院の院長である松本髙宏先生にお話を伺いました。

JCHO福岡ゆたか中央病院様 【松本髙宏先生へ お知らせとお願い】 ―――第2稿提出時 ・ご高閲いただき誠にありがとうございます。皆様方のご指摘を拝読して非常に勉強になりました。また、こまやかなご修正をいただき、深く御礼申し上げます。 ・ご指摘内容をもとに、一部加筆修正させていただいた箇所がございます。重ねがさねのお願いで恐縮ではございますが、改めてご確認いただけますと幸いです。 ・またお写真のご提供も誠にありがとうございます。文中各所に、当日撮影させていただきました先生のお写真とともに配置させていただきました。ご確認くださいませ。 ・こちらの内容でよろしければ、入稿手続きを進めさせていただければと存じます。  記事タイトル「地域密着型の病院を目指すJCHO福岡ゆたか中央病院の特色と今後の展望」    挿入画像:P1151138.JPG  リード文:独立行政法人 地域医療機能推進機構 福岡ゆたか中央病院(以下、JCHO福岡ゆたか中央病院)は、福岡県筑豊地域の直方市に位置しています。内科や外科の診療を中心とした、地域の急性期病院としての役割を果たしてきました。その一方で、地域包括ケア病棟を開設し、地域の方々や患者さんが住み慣れたこの地域で暮らし続けられるように支援も行っています。地域の方々や患者さんにより密着した医療を提供する、JCHO福岡ゆたか中央病院の院長である松本髙宏先生にお話を伺いました。  *JCHO福岡ゆたか中央病院の成り立ち   挿入画像:福岡ゆたか中央病院_外観1.jpg キャプション:JCHO福岡ゆたか中央病院の外観  当院は、1948年に健康保険厚生荘病院として発足後、当時国民病と言われた結核を中心とした診療を行っていました。1972年に健康保険直方中央病院に改称したのちは、内科、外科の診療を中心とした地域の急性期病院として役割を果たしてきました。 2014年に現在のJCHO福岡ゆたか中央病院に改称してから、地域の方々や患者さんが住み慣れた地域で暮らし続けられるように支援に取り組むため、2016年に地域包括ケア病棟を開設しました。このように当院では、地域密着型の病院として、内科や外科、消化器内科、呼吸器内科・呼吸器外科などを中心に地域の方々や患者さんに寄り添った医療の提供を行っています。  *診療科としての特色や取り組み 当院の内科は、生活習慣病を中心とした内科系の全般的な病気を診る総合的な内科の診療と、専門性を重視した各内科の診療を行っています。後者の専門性のある内科では、リウマチ・膠原病や消化器疾患、呼吸器疾患の診療を行っています。  ●内科 生活習慣病は、脳梗塞や心筋梗塞につながる動脈硬化を引き起こす恐れがあります。また、糖尿病の場合、失明や腎不全など特有の合併症をおこす可能性もあります。そのため早期に発見し、対応することが大切です。当院では生活習慣病の検査を積極的に行い、病気に至る前の異常を可能な限り早く発見して予防につなげるようにしています。 さらに、糖尿病の患者さんに対しては定期通院による生活指導と管理のほか、患者さんの積極的な治療への参加と生活習慣の改善を目的とした入院形式の糖尿病教室も実施しています。また、多職種による糖尿病療養指導チームを設置して、患者さんに対し多面的なサポートを行うことのできる環境が整っています。  ●リウマチ・膠原病内科 関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどのリウマチ性疾患に対しては、地域で中心的な役割を果たしています。近年は、バイオ製剤などさまざまな医薬品が開発され、治療方法も大きく進歩しています。患者さんが少しでも早く寛解を迎えられ、それを維持することができるように、大学病院や地域の医療機関などと積極的な病診連携を展開しています。何か不安なことがある場合には、ぜひ当院にご相談ください。  ●消化器内科 早期段階の消化器がんに対しては、ESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)を実施しています。ESDとは、内視鏡で観察しながら病変を電気メスで切り剥がしていく治療方法です。健康な部位を温存したまま病変部分のみを切除できるため、患者さんの身体的な負担が少ない治療を提供することが可能になりました。これからも鏡視下手術の技術に磨きをかけることで、負担の少ない治療を提供できるよう尽力していきます。   挿入画像:検査風景1.jpg キャプション:検査の様子  ●呼吸器内科 当院は、周辺地域のなかでも、結核の入院診療が可能な病院としての役割を担っています。結核以外の感染症や炎症性疾患、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に対しても専門的な診療を行っています。呼吸器外科の開設に伴い、肺がんに対する手術や新しい化学療法も積極的に行っています。  ●外科 消化器や乳腺を中心として幅広い病気に対応しています。日本外科学会により外科専門医と認定された医師が中心となり、消化器内科との連携のもと、多職種のスタッフとともに専門チームで医療が提供できる体制を整えています。 また、患者さんの病気の状態に応じて、開腹手術から鏡視下手術まで実施可能です。患者さんの身体的な負担がより少ない鏡視下手術に積極的に取り組むことで、提供可能な医療水準の向上に努めています。 これからも、地域の方々や患者さんがこの住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、地域密着型の病院にある外科としての機能を高めていきたいと考えています。   挿入画像:手術室.jpg キャプション:手術室の様子  *JCHO福岡ゆたか中央病院の見据える今後の展望 当院は、地域の急性期医療を担いつつ、地域包括ケア病棟を併設する病院として、地域の方々に貢献することを目指しています。さらに、リハビリテーションを積極的に取り入れることで、患者さんの社会復帰を1日でも早められるよう支援しています。今後は、今まで以上に地域の医療機関や介護施設、行政との連携を強化し、地域包括ケアシステムの要としての役割を担っていきたいと考えています。   挿入画像:スタッフ2.jpg(※このような形にトリミングしていただけますと…><!) キャプション:患者さんとスタッフの様子  *松本髙宏先生からのメッセージ ●地域の皆さんへ 当院は、地域の皆さんにとって近い存在であり続けられるよう、地域密着型の病院を目指していきます。これからも地域の方々が住み慣れた場所で少しでも長く快適に暮らすことができるような地域医療体制を構築していきたいと考えています。 そのために、常に新しい治療方法や医療機器などを積極的に取り入れ続け、来院された患者さんに提供できるように努めていきます。さらに、地域の病院や医療機関、介護施設との連携を密にとりながら、地域包括ケアの展開・充実を図っていきます。不安なことがある際には、ぜひ当院にご相談ください。  ●若手の医師の皆さんへ 高齢化が進んでいるこの地域では、患者さんが抱えるさまざまな合併症に対する治療も同時に行っていく必要があります。そのためには、一つひとつの病気に広く向き合うことのできる医療の知識や経験を積み重ねていくことが必要だと考えています。また、病気の治療だけでなく、心の面でも支えとなれるような全人的な医療の提供にも積極的に努めていける医師を目指してほしいと思います。
JCHO福岡ゆたか中央病院の外観

当院は、1948年に健康保険厚生荘病院として発足後、当時国民病と言われた結核を中心とした診療を行っていました。1972年に健康保険直方中央病院に改称したのちは、内科、外科の診療を中心とした地域の急性期病院として役割を果たしてきました。

2014年に現在のJCHO福岡ゆたか中央病院に改称してから、地域の方々や患者さんが住み慣れた地域で暮らし続けられるように支援に取り組むため、2016年に地域包括ケア病棟を開設しました。このように当院では、地域密着型の病院として、内科や外科、消化器内科、呼吸器内科・呼吸器外科などを中心に地域の方々や患者さんに寄り添った医療の提供を行っています。

当院の内科は、生活習慣病を中心とした内科系の全般的な病気を診る総合的な内科の診療と、専門性を重視した各内科の診療を行っています。後者の専門性のある内科では、リウマチ・膠原病や消化器疾患、呼吸器疾患の診療を行っています。

生活習慣病は、脳梗塞心筋梗塞につながる動脈硬化を引き起こす恐れがあります。また、糖尿病の場合、失明や腎不全など特有の合併症をおこす可能性もあります。そのため早期に発見し、対応することが大切です。当院では生活習慣病の検査を積極的に行い、病気に至る前の異常を可能な限り早く発見して予防につなげるようにしています。

さらに、糖尿病の患者さんに対しては定期通院による生活指導と管理のほか、患者さんの積極的な治療への参加と生活習慣の改善を目的とした入院形式の糖尿病教室も実施しています。また、多職種による糖尿病療養指導チームを設置して、患者さんに対し多面的なサポートを行うことのできる環境が整っています。

関節リウマチ全身性エリテマトーデスなどのリウマチ性疾患に対しては、地域で中心的な役割を果たしています。近年は、バイオ製剤などさまざまな医薬品が開発され、治療方法も大きく進歩しています。患者さんが少しでも早く寛解を迎えられ、それを維持することができるように、大学病院や地域の医療機関などと積極的な病診連携を展開しています。何か不安なことがある場合には、ぜひ当院にご相談ください。

早期段階の消化器がんに対しては、ESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)を実施しています。ESDとは、内視鏡で観察しながら病変を電気メスで切り剥がしていく治療方法です。健康な部位を温存したまま病変部分のみを切除できるため、患者さんの身体的な負担が少ない治療を提供することが可能になりました。これからも鏡視下手術の技術に磨きをかけることで、負担の少ない治療を提供できるよう尽力していきます。

検査の様子

検査の様子

当院は、周辺地域のなかでも、結核の入院診療が可能な病院としての役割を担っています。結核以外の感染症や炎症性疾患、喘息COPD慢性閉塞性肺疾患)に対しても専門的な診療を行っています。呼吸器外科の開設に伴い、肺がんに対する手術や新しい化学療法も積極的に行っています。

消化器や乳腺を中心として幅広い病気に対応しています。日本外科学会により外科専門医と認定された医師が中心となり、消化器内科との連携のもと、多職種のスタッフとともに専門チームで医療が提供できる体制を整えています。

また、患者さんの病気の状態に応じて、開腹手術から鏡視下手術まで実施可能です。患者さんの身体的な負担がより少ない鏡視下手術に積極的に取り組むことで、提供可能な医療水準の向上に努めています。

これからも、地域の方々や患者さんがこの住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、地域密着型の病院にある外科としての機能を高めていきたいと考えています。

手術室の様子
手術室の様子

当院は、地域の急性期医療を担いつつ、地域包括ケア病棟を併設する病院として、地域の方々に貢献することを目指しています。さらに、リハビリテーションを積極的に取り入れることで、患者さんの社会復帰を1日でも早められるよう支援しています。今後は、今まで以上に地域の医療機関や介護施設、行政との連携を強化し、地域包括ケアシステムの要としての役割を担っていきたいと考えています。

患者さんとスタッフの様子

患者さんとスタッフの様子

当院は、地域の皆さんにとって近い存在であり続けられるよう、地域密着型の病院を目指していきます。これからも地域の方々が住み慣れた場所で少しでも長く快適に暮らすことができるような地域医療体制を構築していきたいと考えています。

そのために、常に新しい治療方法や医療機器などを積極的に取り入れ続け、来院された患者さんに提供できるように努めていきます。さらに、地域の病院や医療機関、介護施設との連携を密にとりながら、地域包括ケアの展開・充実を図っていきます。不安なことがある際には、ぜひ当院にご相談ください。

高齢化が進んでいるこの地域では、患者さんが抱えるさまざまな合併症に対する治療も同時に行っていく必要があります。そのためには、一つひとつの病気に広く向き合うことのできる医療の知識や経験を積み重ねていくことが必要だと考えています。また、病気の治療だけでなく、心の面でも支えとなれるような全人的な医療の提供にも積極的に努めていける医師を目指してほしいと思います。

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