検査・診断
一般的には、症状や周りの人のかぜ症状の有無などの医師による問診と診察の内容を元に診断されます。かぜ症候群の確定診断には喉の粘膜から採取した検体から直接ウイルスの種類を確かめたり、ウイルスに対する抗体が増えているかどうかを確かめたりすることが必要になりますが、一般的な診察でこれらの検査が行われることはほとんどありません。
ただし、強い症状が見られたり、気管支炎や肺炎などの合併症が疑われたりする場合は、血液検査や胸部レントゲンなどの検査を行うこともあります。
かぜ症候群の検査・診断で重要なことは抗菌薬が必要な細菌性肺炎、溶連菌性咽頭炎、細菌性急性副鼻腔炎などと区別することと、心筋炎や急性喉頭蓋炎や髄膜炎などかぜ症候群と似ている症状で重篤になる可能性のあるものを見落とさないことです。
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