かぶれとは、正式名称で“接触皮膚炎”という皮膚の病気です。発症すると、ひりひりとした痛みや、かゆみ、赤み、腫れ、水ぶくれ、ただれなどの症状が現れます。通常は特定の物質に触れることによって発症しますが、その原因となる物質は多岐にわたり、身の回りのさまざまなものが原因になりえます。
本記事では、かぶれの原因として考えられる物質について解説いたします。
かぶれは、頭や顔、首、手足、お尻など全身の皮膚表面のどこにでも生じる可能性のある病気です。全身のどの部位に生じても、基本的には特定の物質に触れることで起こります。また、特定の物質に触れた部位にのみ症状が現れるのが特徴です。ただし、原因物質によっては部分的にではなく、全身に症状が現れることもあります。
かぶれは、“刺激性接触皮膚炎”“アレルギー性接触皮膚炎”“光接触皮膚炎”の3つに大別され、いずれも身の回りのさまざまな物質が原因で生じます。
刺激性接触皮膚炎とは、触れた物質による刺激で起こるかぶれのことで、誰にでも発症する可能性があります。身近な原因物質としては以下のようなものがあります。
アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質にアレルギーを持つ人に生じます。刺激性接触皮膚炎と同様に日用品や化粧品によって起こる場合もありますが、アレルギー反応を起こしやすいものには金属や医薬品などもあります。
光接触皮膚炎では、皮膚に付いた特定の物質が紫外線を浴びることで症状が現れます。身近なものでは日焼け止めや湿布などが挙げられます。
基本的にかぶれは特定の物質に触れることで生じます。そのため、まずは何の物質が原因となっているのかを特定し、その原因物質を避け続けることが最善の予防策となります。
日用品や化粧品でかぶれが起きた場合はほかの製品に替える、アクセサリーが原因なら身につけないようにする、洗剤による手のかぶれに対してはゴム手袋・ビニール手袋を使うなど、原因物質を避けるよう心がけましょう。
かぶれは原因となる物質に触れることで、頭や顔、首、手足、お尻など全身のどこにでも生じえます。原因となりえる物質にはさまざまなものがありますが、いずれにしてもその原因物質を避けることが最善の予防策であり治療の基本となります。
原因が分からない場合、対処しても症状が治まらないような場合には、皮膚科への受診を検討したほうがよいでしょう。皮膚科では、かぶれの原因となる物質を確かめる検査としてパッチテストを行います。原因と考えられる物質を背中に貼付して、48時間、72時間、1週間後の様子を観察し、背中に赤み、盛り上がり、水疱が現れないかどうかを確かめます。また、何らかの反応が現れた場合には、その程度を評価します。
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