種類
てんかんは発作型、病型、てんかん症候群の3つのレベルで分類されています。また、この一連の分類とは別に、前項で挙げられているてんかんの原因(病因)によっても分類が行われます。ただし、全てのてんかんが必ず1つのカテゴリに分類されるわけではなく、分類不能となる場合や、複数のカテゴリに分類される場合があります。
発作型
発作型は、電気的興奮の部位や広がり方によって、焦点発作、全般発作、焦点/全般不明発作、分類不能発作に大きく分けられます。焦点発作、全般発作の詳細については症状の項目で解説します。
病型
発作型の特定に続いて、次にてんかんの病型によって焦点てんかん、全般てんかん、全般焦点合併てんかん、病型不明てんかんに分けられます。上記の発作型に加え、臨床的背景や脳波所見を加味して分類します。一般的には、焦点発作がみられる場合は焦点てんかん、全般発作がみられる場合は全般てんかんとなります。また、焦点てんかんと全般てんかんがどちらも現れている場合は全般焦点合併てんかん、焦点てんかんか全般てんかんか不明な場合は病型不明てんかんに分類されます。
てんかん症候群
てんかん症候群は発症年齢や発作型、脳波所見、画像所見、発作誘発因子、日内変動、予後などに基づいて分けられています。てんかん症候群には、乳児てんかん性スパズム症候群(ウエスト症候群)、レノックス・ガストー症候群、ドラベ症候群、若年ミオクロニーてんかん、海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん、ミオクロニー欠神てんかんなどが挙げられます。このうち、乳児てんかん性スパズム症候群(ウエスト症候群)やレノックス・ガストー症候群、ドラベ症候群などは薬剤抵抗性てんかんであり、重度のてんかん性の脳の活動により、認知機能や行動に障害が生じる可能性があるため、“発達性てんかん性脳症”に分類されています。
なお、小児では年齢が上がるにつれて発作型や脳波所見などが変化する場合があり、てんかん症候群の分類も変更される可能性があります。
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