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ぜんりつせんがん

前立腺がん

最終更新日:
2024年07月04日
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治療

前立腺がんの治療は、主に次のような治療が行われます。

手術

摘出が可能な場合は、前立腺を摘出する手術を行います。

手術方法は腹部を切開して行う“開腹手術”、腹腔鏡を挿入して行う“腹腔鏡下手術”のほか、手術用ロボットを用いた“ロボット手術”があります。近年は手術用ロボットの普及に伴い、体への負担が少ないロボット手術が主流となっています。

放射線治療

放射線を照射してがんを縮小させる治療法です。早期がんから局所進行がんまで、幅広いケースで行われます。

放射線を照射する方法は、体表面から行う“外照射療法”と、前立腺の内部に放射線を放つ物質を挿入して行う“小線源療法”があります。

外照射療法

外照射療法は、X線を利用する三次元原体照射と強度変調放射線治療、粒子線を利用する粒子線治療があります。

三次元原体照射と強度変調放射線治療はいずれも放射線をがんの形に合わせて調整し、周囲の正常な細胞への影響を抑えつつ照射する方法です。さらに強度変調放射線治療は放射線の量も調整できるため、副作用リスクを軽減しつつ、がんがある部位に集中的に放射線を照射することができます。

粒子線治療は陽子線や重粒子線を利用する治療法です。X線を用いる放射線治療と比べて、より効果的にがんがある部位に高い量の放射線を照射することができます。なお、粒子線治療は実施できる施設が限られるほか、治療の対象となる方も限られているため希望する場合は医師に相談しましょう。

小線源療法

超音波で観察しながら低量の放射線を放つヨウ素125線源を前立腺内に挿入し、前立腺内のがん細胞に放射線を照射する方法です。治療の対象となるのはがんが前立腺内に留まっている場合のみです。

薬物療法

前立腺がんは、アンドロゲンの分泌やはたらきを抑えることで進行を抑制できることが分かっています。そのため、手術が難しい場合や放射線治療を行う前後の補助的な治療として、アンドロゲンの分泌・はたらきを抑える薬剤を用いた“ホルモン療法”が行われることがあります。

また、転移がある場合やホルモン療法の効果がない場合(ホルモン抵抗性前立腺がん)に対して、より強力なホルモン療法薬(新規ホルモン療法薬)による治療や抗がん薬治療を併せた治療なども行われています。そのほか、ホルモン抵抗性前立腺がんに対しては、PARP阻害薬やラジオアイソトープによる治療が行われることもあります。

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