症状
月経不順では、月経周期が24日以内と通常より短くなる“頻発月経”、39日以上と長くなる“希発月経”、妊娠していないのに3か月以上月経が来ない“無月経(続発性無月経)”、といった症状がみられます。月経不順にともなって、排卵周期の乱れがあったり、排卵が止まっていたりする場合もあります。また、1回の月経の継続日数が普段より長く(あるいは短く)なることや、不正出血がみられることがあります。
頻繁な不正出血は量が多いときには貧血を引き起こすこともあります。また、ホルモンバランスの乱れによって、骨の量が減少したり、子宮体がんになる確率が高くなったりすることがあるといわれています。長期にわたって卵巣機能の低下が続くと、不妊の原因となることがあります。
多嚢胞性卵巣症候群の場合は、無月経や月経不順のほか、男性ホルモンの影響で体毛が濃い、にきびができやすい、太りやすく痩せにくい、といった症状が現れます。また、プロラクチン値が異常に高い状態(高プロラクチン血症)では、妊娠していなくても月経が止まり、少量の母乳が分泌される場合があります。
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