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たんかんさいぼうがん

胆管細胞がん

最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

胆管細胞がんとは、肝臓のなかを通る胆汁(たんじゅう)の通り道である胆管に生じるがんのことです。胆管細胞がんは原発性肝がん(肝臓から発生するがんのこと)の一種です。原発性肝がんのなかで胆管細胞がんが占める割合は、約5%と多くはありませんが、近年増加傾向にあるがんとして注目されています。

原因

胆管細胞がんは、原因がはっきりとしていない部分も多いです。肝臓内の結石(けっせき)原発性硬化性胆管炎肝吸虫症(かんきゅうちゅうしょう)などとの関係性が指摘されていますが、こうした原因がない場合でも発症することがあります。

原発性肝がんの多くを占める肝細胞がんC型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルスとの関連性が強いことと比較すると、胆管細胞がんは必ずしもそうした強い相関性がないことが、特徴のひとつといえます。

症状

進行するまで無症状のことも多いです。病気が進行すると腹痛、体重減少、全身倦怠感、食欲低下などの症状が現れることがあります。また胆管細胞がんの腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)で胆汁の流れが妨げられることから、胆汁が消化管内へと分泌されにくくなり、黄疸(おうだん)(皮膚などが黄色くなる)かゆみなどの症状が起こります。また、胆汁の色は便の色にも影響するため、便の色が薄くなり、白色便と呼ばれる状態になることもあります。

検査・診断

胆汁の流れや黄疸の状態などを調べるために、血液検査(ビリルビンやγGTPなどを測定します)もおこなわれます。またCEA,CA19-9などの腫瘍マーカーを測定します。

病変(病気による変化が起きている箇所)がどの程度広がっているか確認するために、以下の画像検査をおこないます。

  • 超音波検査
  • CT
  • MRI
  • 直接胆道造影
  • 胆道鏡
  • 超音波内視鏡検査

など

画像検査の一環として細胞や組織の一部を採取し、顕微鏡を用いてがん細胞の有無を確認します(病理検査)。これら画像検査・病理検査は病気の診断のみならず、治療方針の決定の際にも有益な情報をもたらします。

治療

胆管細胞がんの治療は、病気の進行度によって治療方針が異なります。

胆汁の流れが滞ることで、胆管炎や肝機能障害を引き起こすことがあるため、治療の前に胆汁の流れを改善させるためのステント治療やドレナージと呼ばれる処置がおこなわれることがあります。

切除可能な状況であれば、健康な肝臓を含めて腫瘍を切除します。どの程度、健康な正常組織を切除するかは、腫瘍のできている場所や進行度によって異なります。手術による治療が難しい場合には、化学療法や放射線治療が検討されます。

なお、治療をおこなった後も再発の可能性は伴うため、定期的に外来受診をおこなうことが大切です。

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