原因
勃起障害(ED)は大きく分けて、下記3つに分けられます。
- 心因性:心理状態によって勃起できるときと勃起できないときがあるもの
- 器質性:何らかの病気が原因となって勃起できなくなるもの
- 混合性:上記2つの特徴を合わせ持つもの
心因性勃起障害
自慰行為における勃起は可能であっても、性行為のパートナーとなる女性との関係がうまく作れないような場合、また極度の緊張に陥ってしまうために勃起不全となるようなケースです。この障害に陥る原因としては、過去に性行為において失敗した経験がトラウマとなって性交に対する不安が生じたり、パートナーとのトラブルが生じたり、妊娠と子作りのためにかかるプレッシャーが生じたり、といったことが挙げられます。
器質性勃起障害
下記のような勃起に至るまでの一連の流れのどこかに何らかの病気が生じることによる勃起障害です。
- 脳が性的刺激を受けて活発になる
- 脊髄を通る副交感神経を経て陰茎の血管が拡がる
- 陰茎の血流が増えて勃起する
具体的には、脊髄損傷や脳血管障害などの神経の損傷、糖尿病や外傷などによる血管の損傷、包茎や尿道の奇形(陰茎の異常)などが挙げられます。
混合性勃起障害
器質性勃起障害で述べたような何らかの病気が原因となって勃起障害が生じるだけでなく、勃起障害が原因となり性交に関する不安やトラウマが生まれてしまうことで、さらに勃起障害が助長されるようになります。
医師の方へ
「ED」を登録すると、新着の情報をお知らせします