足が熱い:医師が考える原因と対処法|症状辞典

足が熱い

受診の目安

夜間・休日を問わず受診

急ぎの受診、状況によっては救急車が必要です。
どうしても受診できない場合でも、翌朝には受診しましょう。

  • 強い痛み、腫れなどがあり、急激に悪化している

診療時間内に受診

翌日〜近日中の受診を検討しましょう。

  • 皮膚の腫れ、赤み、痛み、発疹(ほっしん)などがある
  • (特に夜間)足がムズムズする感じや、じっとしていられない感じがあり眠れない

場合によって受診を検討

気になる・困っている場合には受診を検討しましょう。

  • 一時的なもので、その後繰り返さない

[医師監修] メディカルノート編集部

目次
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  1. 足が熱いときに考えられる病気
    1. 受診の目安とポイント
足が熱い

もともと人間は眠りに落ちる前などに手や足が暖かくなるものです。しかし、気になって眠れないほどの熱さだったり、ほかの症状もある場合には注意が必要なこともあります。

  • 足がむずむずして熱を帯びている
  • ふくらはぎの血管が浮き出て、ほてっている
  • いつもだるくて、むくんだ足が熱っぽい・・・

このような症状がみられる場合、考えられる原因にはどのようなことがあるでしょうか。

足の熱さは、次のような病気が原因となっていることがあります。

下肢蜂窩織炎(かしほうかしきえん)

皮下組織の深いところから皮下脂肪にかけて、なんらかの細菌が感染し炎症を起こした状態です。炎症を起こしている部位の腫れや熱感、痛みなどが主な症状ですが、程度が強い場合には発熱など体全体の症状がみられることもあります。

蜂窩織炎
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むずむず足症候群

詳しい原因は不明とされていますが、じっとしている時、特に就寝時などに足のほてり感やむずむず感などといった不快感を感じる病気です。

足を叩いたり、さすったり動かしている間は症状が軽くなるといわれています。しかし、静かにしていると再発し、夕方から夜にかけて悪化することが特徴です。

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)

脚、特にふくらはぎの静脈がコブのように盛り上がり、浮き出る病気です。足のほてり、痛み、むくみなどがみられます。むくみなどの症状が強くなることで、かゆみや湿疹、皮膚の潰瘍などを伴うこともあります。

自分で気づきにくい場所でもあるため、鏡で後ろ姿をチェックするなどしてみるとよいでしょう。

下肢静脈瘤
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下肢静脈血栓症

静脈に血栓(血のかたまり)ができたものです。足の静脈で起こることが比較的多いといわれています。血栓ができた側の足の痛みや腫れ、熱感などの症状が現れます。

血栓が血流に乗って流れていき、脳や肺などの重要な血管につまることもあるため、早期の治療が必要な病気です。

甲状腺機能低下症

「やる気ホルモン」と呼ばれることもある甲状腺ホルモンが不足する病気です。足や全身むくみが現れ、それに伴って足が熱を持ったように感じる場合もあります。ほか、やる気がでない、だるい、食べていないのに太るなどの症状が特徴です。

甲状腺機能低下症
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肢端紅痛症(したんこうつうしょう)

比較的まれな病気ですが、手や足などに痛みや熱さ、赤みが突然現れ、数分〜数時間程度続く事を繰り返します。多くの場合には手足を温めることでこのような症状が現れやすくなり、冷たい水に浸すなど冷やすことで改善するといわれています。

腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア

背骨の腰の部分にあたる部分を腰椎と言いますが、この腰椎の間と間でクッションの役割をしている椎間板が変形したり飛び出したりしている状態です。飛び出した椎間板により神経が圧迫されると、しびれや痛みなどの神経症状の原因となり、時には足がほてったり熱く感じるなどの感覚異常を起こすことがあります。

腰椎椎間板ヘルニア
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糖尿病性神経障害

足の熱さやほてりは糖尿病が原因になっていることもあります。長期にわたって血糖値が高い状態が続くことで神経が傷つき、特に両側の手足の先や足の裏などで感覚の異常が起こることはよくあります。

糖尿病を治療中の人でこのような症状がある場合、主治医に相談してみましょう。

足が熱いという症状が続いている、もしくは繰り返している場合や、ほかにしびれ・痛み、体全体の症状などがある場合には一度受診しましょう。原因によって専門科目は異なりますが、まずはかかりやすい近くの内科やかかりつけの医療機関などで相談するとよいでしょう。

医師にはいつから足が熱いのか、特に症状が気になるタイミングはどんなときか、ほかの症状はどのようなものがあるのか、できるだけ詳しく伝えることがポイントです。