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インタビュー

尿路結石は5年で半分再発する!?―尿路結石の種類と再発予防法

尿路結石は5年で半分再発する!?―尿路結石の種類と再発予防法
松崎 純一 先生

大口東総合病院 泌尿器科部長

松崎 純一 先生

尿路結石は、5年間で40-50%再発すると言われています。再発を防ぐためには、どのようにすればよいでしょうか?

後に述べますが、尿路結石にはいくつかの種類があり(カルシウム結石、尿酸結石など結石の成分による分類です)、それぞれ再発予防策が異なります。尿路結石は再発が多いので、自分の結石の種類を知り、その種類に応じた対策を行うことが大切です。

また、再発では、9割以上は前回と同じ種類の結石ですが、前回と異なる種類の結石ができる場合もあるので、その都度結石の成分を調べるようにしましょう。

尿路結石は、その成分によっていくつかの種類に分かれています。主なものとしては、カルシウム結石、尿酸結石が挙げられます。このうち、カルシウム結石は尿路結石全体の9割を占めています。

まずは、カルシウム結石について見ていきましょう。カルシウム結石の大部分はシュウ酸カルシウムという成分から出来ているため、シュウ酸を多く含む食事は、カルシウム結石を作りやすいです。また、シュウ酸の摂取量が正常であっても、体質的にシュウ酸の吸収量が多い人、尿中への排泄量が多い人はカルシウム結石になりやすいと言われています。

しかし、シュウ酸はほうれん草、たけのこ、チョコレートなど様々なものに入っています。これらの食物を過度にとっている人は制限が必要ですが、多くの人はシュウ酸にはあまりこだわる必要はありません。実際のところシュウ酸を減らした食事を作るのは難しいのです。

では、どうすればよいのか? シュウ酸を減らすのではなく、カルシウムを十分に摂取することで、カルシウム結石を予防するようにしましょう。カルシウムを十分に摂取することで、尿中にシュウ酸があまり出なくなるので、結石ができにくくなるのです。

カルシウム結石と聞くと、カルシウムを制限して予防しようとする方が多いのですが、それは逆で、カルシウムを十分に摂取することがカルシウム結石の予防につながります。

尿酸結石は、尿路結石全体の10%弱を占めます。

尿酸結石の成分は尿酸なので、血液中の尿酸値が多いと、尿酸結石ができやすくなります。ただし、血液中の尿酸値が正常でも、尿中の尿酸値が高い人もいて、このような人も尿酸結石ができやすいです。

尿酸結石は、薬で結石をとかすことができます。(尿をアルカリ性にするウラリットという薬を使います。)尿酸結石は、きちんと通院して、薬を飲めば、基本的に再発はおこりません。

先に述べた、種類に応じた再発予防策に加えて

  1. メタボリックシンドローム糖尿病などにならないような食事にすること(食事療法)
  2. 水分をよく摂取して、尿量を確保すること(大まかな目安としては1日1.5~2リットルです)
  3. 適度な運動をすること(運動療法)

の3つは、結石の種類に関わらず有効な再発予防策です。

また、これまで述べた再発予防策はすべて、これまで尿路結石になったことのない方の予防策としても有効なので、尿路結石を予防したい方は是非実行して下さい。

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