インタビュー

片頭痛の症状とは? 拍動性のずきずきした痛みが片側、時には全体に起こる

片頭痛の症状とは? 拍動性のずきずきした痛みが片側、時には全体に起こる
桂 研一郎 先生

国際医療福祉大学医学部 医学教育統括センター教授 国際医療福祉大学三田病院 予防医学センター長...

桂 研一郎 先生

パソコンやインターネットが普及した現代の日本において、日頃から頭痛持ちだという方は増えてきているようです。そのなかでもとくに「片頭痛」は発作的に出現することが多く、激しい痛みが突然起こることで悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この片頭痛ではいったいどのような症状が現れるのでしょうか? 国際医療福祉大学三田病院予防医学センター長・神経内科教授の桂研一郎先生にお話をお伺いしました。

片頭痛の代表的な症状

片頭痛の痛み方は非常に特徴的で、脈に合わせて「ズキン、ズキン」と拍動するように痛みます。また、発作の前に気分の変化や「皮質拡延性抑制=スプレッティングデプレッション(参照:「片頭痛の定義と概要を詳しく解説。偏頭痛との違いは?」)」という前兆が現れることも少なくありません。
発作が起こる頻度は人によりけりですが、月に1~2回程度の方もいれば、週に1~2回、場合によっては毎日のように悩まされる方もいます。

これにはやはり、ストレスの度合いが大きく関与しています。医師の立場から推奨するならば、月に2回以上片頭痛の発作が起きる方は早急に予防策を練った方がいいでしょう。

片頭痛と吐き気

片頭痛と吐き気は非常に密接した症状といえるでしょう。片頭痛になっているときは、音や光に敏感になっていることが多いため、少しの刺激でも吐き気を誘発してしまうことがあります。普段は気にならない程度のにおいですら気持ち悪くなってしまうこともあります。

片頭痛と部位 片頭痛はどこに多く発生する?

片頭痛は頭の動脈が拡張することによっておこる頭痛です。ですから、動脈の拍動に合わせてズキンズキンと痛むのです。片頭痛はその名のとおり片側に出ることが多い病気ですが、約40%の方は両側が痛むというデータもあります。ただし、後頭部を両側と取るケースもあるため、片側だけに起こるほうが多いのではないかとも推測されます。

片頭痛でよく痛む部位は?

  1. こめかみ:「片頭痛」と聞くと思い浮かぶ代表的な部分です。こめかみが脈打つように痛い、と訴える患者さんも多くいます。片頭痛は血管が感作(抗原に対して敏感になること)され炎症がおこることに伴って起こるため、太い動脈である「外頚動脈系」の拍動とともに痛みを感じることが多いと考えられています。もっともメジャーな片頭痛による痛みの部位ともいえます。

  2. 後頭部

  3. 全体:ズキンズキンと頭が痛むため、どこが痛いのかすらわからなくなってしまうパターンです。