原因
子宮頸がんの多くは、主に性行為によって子宮頸部にヒトパピローマウイルスが感染することによって発症することが分かっています。
しかし、このウイルスに感染すると高確率に子宮頸がんを発症するわけではありません。感染者の90%は免疫のはたらきによってウイルスが排除されますが、排除しきれずにウイルスが残り続けると子宮頸部に慢性的な炎症が加わって前がん病変(異形成)となり、そのうちの一部が最終的に子宮頸がんを発症すると考えられています。
異形成からがんになるまでには5〜10年ほどの年月がかかることが一般的です。なお異形成となっても、結果的にがんには至らないケースもあります。
また、子宮頸がんは喫煙習慣があると発症リスクが上昇するといわれていますが、直接的な原因となっているかはまだ明らかではありません。
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