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インタビュー

子どもの肺炎―熱について

子どもの肺炎―熱について
阿部 克昭 先生

千葉市立海浜病院

阿部 克昭 先生

目次
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子どもの熱の出方から肺炎を診断することは困難です。熱の高さだけをみるのではなく、呼吸が苦しそうでないか、発熱を繰り返していないか、痩せてきていないか、など発熱以外の症状と経過をみることが重要です。

今回は、子どもの肺炎の熱について、千葉市立海浜病院小児科の阿部克昭先生に詳しくお話を伺いました。

肺炎球菌肺炎の一部には、はじめは熱だけが出て、それ以外の症状がない場合があります。

しかし、基本的に熱の出方で、肺炎かどうかを診断することはできません。

熱を出している日本人の子ども

マイコプラズマ肺炎は、1日のなかで体温の変動が大きいという熱の出方に特徴があります。

朝や午前中は平熱近くまで解熱し、午後から発熱して夜には39〜40℃まで上がり、翌朝にはまた解熱しているという経過をとることもあります。

子どもの熱が下がったから保育園や学校に行けるだろうと思って行かせると、昼には園や学校から連絡が来て早退、というのもよくあるパターンです。

絶対にこのパターンになるわけではないですが、朝熱が低いからといって油断しないようにしてください。

繰り返しになりますが、マイコプラズマ肺炎では午前中は解熱、午後から夜にかけて発熱を繰り返すことがあります。マイコプラズマ以外でもこのような経過をとることもあります。午後から夜間にかけてのみであっても、発熱を毎日繰り返す場合には、「発熱が続いているもの」と考えて受診したほうがよいでしょう。

新生児~生後3か月までで38℃以上の発熱をした場合、千葉市立海浜病院では原則として入院しての検査・治療を行います。敗血症髄膜炎などの病気を見逃さないようにするためです。

熱が出ていなくとも、3か月未満の赤ちゃんがひどくせき込み、呼吸が苦しそうなときには病院受診が必要と考えましょう。

よく、発熱が続くと脳に障害が残ると心配される方がいますが、そのようなことはまずありません。解熱薬は「熱が高くてつらい」ときに使えば十分です。よく眠れている子を起こしてまで解熱薬を飲ませたり、座薬をいれる必要はありません。

熱は数字で出るため気を取られがちですが、呼吸が苦しそうでないか、水分はとれているか、意識もうろうとしていないかなどに注意しましょう。

 

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